Research Project
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
本研究では発生方法が異なる2種のマイクロバブル発生装置を水溶性切削油供給配管内に設置し・吐出能力が異なる切削油ポンプ2種と組み合わせ、これまで検証されていなかったポンプの性能指標の1つである揚程とマイクロバブルの発生効率を調査し、ポンプの揚程と泡の生成仕様が異なるマイクロバブル発生装置の組み合わせによって切削油内へのマイクロバブルの発生状況、および刃物・加工面への影響を検証しようとした。 実験装置の配管接続や加工素材の用意といった基礎準備まで行ったが、日常業務の多忙もあって期限内での研究実績をまとめるには至らなかった。
機械加工(切削加工)
本研究でポンプの吐出性能とマイクロバブルの発生状況が検証出来れば、従来安くても50万円以上の費用と機材を設営する場所を要するマイクロバブル発生設備が配管途中への簡便な追加と10万円代での比較的安価な費用で中小企業が既存の工作機械へも追加装備出来るようになり、工具寿命の延長による加工コストの低減や・切削面の仕上がり向上が期待出来た。研究が未完の為、今後も研究を継続しこれらの効果を検証していく。