2023 Fiscal Year Annual Research Report
子宮体がんおよび腎細胞がん患者におけるレンバチニブの個別化薬物療法の構築
Project/Area Number |
23H05265
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
廣瀬 智恵美 岐阜大学, 医学部附属病院, 薬剤師
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | レンバチニブ / 血中薬物濃度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではレンバチニブの体内動態解析のために、まずは高速液体クロマトグラフィーおよび質量分析計を用いた迅速血中濃度測定系の確立を行った。レンバチニブの重水素ラベル体を内標準物質として、0.1%ギ酸含有のtert-butyl methyl ether:2-propanol=7:3溶液を用いた液液抽出法により血漿中の薬物の抽出を行った。検量点はLENが投与された患者の血中濃度推移を参考に、2.5ng, 25ng, 250ng, 2500ng/mLの4点とし、重みづけの相関係数=0.9917と良好な直線性が得られた。また、日内変動、および日間変動の変動係数は15%以下であり、LENの血中濃度測定系の確立が完了した。 一方、2023年9月より、岐阜大学医学部附属病院で子宮体癌に対してLENが導入された患者の登録を開始したが、半年で1例しか患者が登録できず、LENの血中濃度と副作用の関係についてまだ明らかにできていない。今後は他施設でも患者のリクルートを行うことで、目標症例数30例を達成できるよう、引き続き症例収集を行うことを計画している。
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