2023 Fiscal Year Research-status Report
鑑賞者主観情報と時空間データによるVRアーカイブシステムの開発
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23K00238
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Research Institution | Aichi University of the Arts |
Principal Investigator |
池田 泰教 愛知県立芸術大学, 美術学部, 准教授 (10747918)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤羽 亨 情報科学芸術大学院大学, メディア表現研究科, 教授 (00347379)
飛谷 謙介 長崎県立大学, 情報システム学部, 准教授 (50597333)
横山 徹 東京藝術大学, 音楽学部, 講師 (70899228) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 3Dアーカイブ / デジタルアーカイブ / アートドキュメンテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度となる本年は、開発環境の調査とアーカイブシステムの全体設計を主として行った。 また、その過程で3Dデータレコーダ/VRデータビューワーそれぞれの実働プロトタイプを開発し、複数回の小規模実験と検証を行った。 これらの成果は実機の展示(『glow-in progress』展[2023年11月17-29日 新宿眼科画廊])や日本映像学会中部支部研究会で公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた開発環境調査および複数回の技術的試作を通して全体設計を順調に行うことができた。 このことは初年度に予定されていた3DデータレコーダープロトタイプIの開発だけでなく、来年度予定していたVRアーカイブビューワープロトタイプIを併せて開発開始することに繋がった。 また、これらの実働プロトタイプを用いた小規模実験を複数回行うことにも繋がった。 予定より実験回数を増やせたことによって、問題点へ着手も順調に行われており、概ね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は3DデータレコーダープロトタイプIの改善点としてセンサーデバイスの更新、マルチセンサーのデータ統合方法の見直し、データのオフライン処理方法の改善などに取り組み、プロトタイプIIを開発する。また、データビューワー部についてはVRインターフェイスの要件整理を行い、2025年度の開発要件の整理を進める
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Causes of Carryover |
当初購入を予定していたセンサーデバイスの生産が終了したため、再度の調査を行った結果、購入時期を遅らせる判断をしたため
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Remarks |
「glow - in progress」展 (2023年11月17日[金]-29日[水]新宿眼科画廊)にて開発した実働プロトタイプを展示公開した。
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