2023 Fiscal Year Research-status Report
演じられたジャポニスム-舞台芸術と映像芸術の身体表現に関する学際的比較研究-
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23K00368
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
日高 真帆 京都女子大学, 文学部, 教授 (90407619)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | ジャポニスム / 舞台芸術 / 映像芸術 / 比較芸術 / 比較文化 / 身体表現 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究「演じられたジャポニスム-舞台芸術と映像芸術の身体表現に関する学際的比較研究-」は、舞台芸術と映像芸術においてジャポニスムが如何なる身体表現を通して表象されて来たのかを探究する学際的比較研究である。19世紀末から現代までの日欧の演劇・オペラ・映画界におけるジャポニスムの表象を調査・分析すると共に、異なる時代・文化圏の作品における身体表現の創造過程や背景事情を舞台芸術史・映画史等の観点から究明し、舞台芸術と映像芸術における身体表現の比較研究を行うものである。 2023年度は各種資料館・文学館・図書館等で調査研究を進め、幅広く資料収集を行った。また、関連する舞台芸術作品や映画作品の分析も進めた。また、研究成果を纏めて英文学作品とその舞台化・映像化作品の比較研究論文の執筆を進めた(近日中に出版予定)。また、京都女子大学2023年度後期英文学科公開講座にて講師を務めて講演「ミュージカルから学ぶ生きた英語」を行い、英仏の文学作品の舞台化・映画化作品の解説を脚本を交えて行い、研究成果を反映させた。また、2024年度に開催される国際学会での研究発表原稿の執筆も進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
19世紀末の英文学作品及びその影響を受けた日本の文学作品、更に関連する舞台化・映像化作品の比較研究論文の執筆が進み、出版の目処が立っている。また、一般に広く公開している公開講座の講師を務めることで、社会に対して研究成果を還元することができた。次年度に向けて継続的に続けている調査研究・資料分析も順調に進んでいる。2024年度に開催される国際学会での研究発表原稿の執筆も進め、発表概要(英文)を提出して既に受理されている。
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Strategy for Future Research Activity |
19世紀末の英文学作品及びその影響を受けた日本の文学作品、更に関連する舞台化・映像化作品の比較研究論文を近日中に出版する。また、2024年度に開催予定の国際学会(発表概要受理済)にて研究発表を行い、発表後は論文に纏めて出版する。継続的に続けている調査研究・資料分析にも引き続き推進する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症によるパンデミック以後海外出張を控えていたため。今後は状況を見て再開していく予定である。
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Research Products
(1 results)