2023 Fiscal Year Research-status Report
日英・英日パラレルコーパスオンライン検索ツールの発展と拡張、およびその活用研究
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23K00599
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
仁科 恭徳 神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (00572778)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | パラレルコーパス / コーパス言語学 / 翻訳学 / 辞書学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、一般に公開されている日英・英日パラレルコーパスを串刺し検索できるオンラインツールのVer.2.0を開発することが主な目的である。このパラレルリンク2.0では、既に9種のパラレルコーパスを実装し公開されているVer.1.0を拡張する目的で、さらに2~3種のパラレルコーパスを追加し、検索機能についても強化する予定である。また、開発終了後にその利活用に関する研究事例も具体的に示す予定であり、学会発表や学術論文の公開などを予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
この、パラレルリンクVer.2.0の開発に先立ち、このツールに追加で実装すべき2~3種のパラレルコーパスについて、そのパラレルコーパスを保持する関連企業や団体の担当者と打ち合わせを行なった。その結果、公開する上での許諾の問題や費用の問題を一つずつ解決することができた。具体的には、本ツールの利用に先立ち、許諾書ページを検索画面に設けた。そして、追加で学術目的で利用(一般・限定公開)が可能となったコーパスについて、その購入費用を支払い、公開する準備が整った。他にも先行研究の整備などを行なった。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は具体的に昨年度に購入したパラレルコーパスを本ツールに実装させると同時に、検索した言語表現の前後を表示させる文脈表示機能、および検索結果の割合をグラフ化するグラフ化機能などを追加する予定である。
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Causes of Carryover |
前倒し金が必要となったが、その前倒し金で必要額に達したため、少し次年度使用額に繰越金が発生したため。
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Research Products
(8 results)