• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

Education in Multiculturalism and Social Cohesion Through English Learning and a New Model for Women's Leadership Education

Research Project

Project/Area Number 23K00661
Research InstitutionUniversity of the Sacred Heart

Principal Investigator

奥切 恵  聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (70410199)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywordsリーダーシップ教育 / 英語教育 / 多文化共生教育 / チームビルディング / コーチング / 異文化教育 / 女性のエンパワメント
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、昨年度から収集を始めていた女子大学生のチームビルディングにおけるアンケート調査の結果をまとめ、日本リーダーシップ学会第8回研究講演会において、女子大学生のチームワーク実践におけるリーダーシップとSocial Emotional Learningについて研究成果の発表をすることができた。またThe 15th Annual Women’s Leadership and Empowerment Conferenceでは、大学生が自発的に学習の目標設定をし、他者の情動や価値観を包括的に考え、他者との良好な関係づくりを維持しながら自己の成長に気づく力と、それに伴うコミュニケーション能力との関連について調査し、学生のチームビルディングの計画中と実施後を比較し、計画中は他者との良好な関係作りがフォーカスされ、そして実施後は自己の成長の気づきが多くみられることが分かった。この研究成果から、チームビルディングに取り組む上で大学生が伸ばすことができる項目を、自己と他者への気づきという点から能力別に分析する方法論についての道すじが構築されたといえる。
8月にはオーストラリアメルボルンで日系企業のマーケティングマネージャーをしている女性をインタビューすることができ、オーストラリアと日本のビジネススタイルやリーダーシップの違い、また女性のリーダーシップについて聞き取り調査ができた。その結果、日本の女性の自己肯定感を高めることの必要性やリーダーシップについての概念の変革が重要であることが示唆された。さらには日本とオーストラリアのリーダーシップ教育の実情と将来の可能性について意見交換をすることができ、今後の研究につながる情報が得られた。
さらに11月にはオーストラリアモナシュ大学で教育現場のリーダーシップコーチングについて、現地の高校教員らと研修を通じて意見交換することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

日本リーダーシップ学会第8回研究講演会で発表した女子大学生のチームワーク実践におけるリーダーシップとSocial Emotional Learningについて研究成果と、The 15th Annual Women’s Leadership and Empowerment Conferenceで発表したチームビルディングに取り組む上で大学生が伸ばすことができる項目を、自己と他者への気づきという点から能力別に分析する方法論について研究発表することができ、国内外で大学生の英語を使用しながらのチームビルディングにおける課題と成長過程を共有することができた。またオーストラリアに在住の日本女性3名にインタビューすることができ、客観的に日本の女性に必要なリーダーシップと異文化理解について情報収集をすることができた。モナシュ大学では教育現場で必要なリーダーシップコーチングについて学ぶことができ、今後のチームビルディングとリーダーシップコーチング、およびリーダーシップ教育に役立てることができる。

Strategy for Future Research Activity

2023年度に進めた研究についての内容とさらなる課題を明らかにする研究成果発表を、論文としてしたためたい。またさらなるデータ収集を行うことにより、包括的で、さらに一般化することができるような分析を進め、大学生によるコーチングやチームビルディングの方略について調査したい。女性のリーダーシップについての知見を広めるためのホームページもさらに整えて、定期的な情報発信を継続する。

Causes of Carryover

計画では初年度に設備備品を購入予定であったが、次年度以降に購入することに予定変更したため。

  • Research Products

    (9 results)

All 2024 2023 Other

All Int'l Joint Research (1 results) Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (4 results) (of which Int'l Joint Research: 2 results,  Invited: 2 results) Remarks (3 results)

  • [Int'l Joint Research] The University of Melbourne(オーストラリア)

    • Country Name
      AUSTRALIA
    • Counterpart Institution
      The University of Melbourne
  • [Journal Article] 女子大学生のチームワーク実践におけるリーダーシップとSocial and Emotional Learning2023

    • Author(s)
      奥切恵
    • Journal Title

      JLA第8回研究講演会講演論文集

      Pages: 1-2

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] Enhancing Leadership and Teambuilding Skills: A Case Study of Social and Emotional Learning in Japanese Female College Students2024

    • Author(s)
      Megumi Okugiri
    • Organizer
      The 15th Annual Women’s Leadership and Empowerment Conference
    • Int'l Joint Research
  • [Presentation] Use and function of “I think” by Japanese speakers: A discourse marker denoting the main message2023

    • Author(s)
      Megumi Okugiri
    • Organizer
      A talk event at the Asia Institute of the University of Melbourne
    • Int'l Joint Research / Invited
  • [Presentation] 語用論の英語教育への応用と可能性: スピーキングとライティングからみえること2023

    • Author(s)
      竹田らら、奥切恵
    • Organizer
      12月大学英語教育学会関東支部講演会
    • Invited
  • [Presentation] 女子大学生のチームワーク実践におけるリーダーシップとSocial and Emotional Learning2023

    • Author(s)
      奥切恵
    • Organizer
      日本リーダーシップ学会第8回研究講演会
  • [Remarks] 聖心女子大学教育研究業績書

    • URL

      https://faculty.u-sacred-heart.ac.jp/DBxx/GyousekiDB/webFile/H15090.html

  • [Remarks] Megumi Okugiri

    • URL

      https://okugiri.wixsite.com/website

  • [Remarks] キラキラリーダーシップ入門

    • URL

      https://joseileadership.com

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi