2023 Fiscal Year Research-status Report
初等・中等の英語教職課程における段階別省察力育成方法の研究
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23K00726
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Research Institution | Shumei University |
Principal Investigator |
山口 高領 秀明大学, 学校教師学部, 専任講師 (60386555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長田 恵理 國學院大學, 人間開発学部, 准教授 (40581690)
中山 夏恵 文教大学, 教育学部, 教授 (50406287)
米田 佐紀子 玉川大学, 文学部, 教授 (70208768)
森本 俊 玉川大学, 文学部, 准教授 (40755899)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 省察 / 振り返り / 英語の教職課程 / 初等教育 / 中等教育 / 全国調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究初年度である2023年度では、英語についての教職課程(初等・中等どちらも対象)がある日本全国の教職課程を対象に、質問紙調査を実施しました。その概要の発表と刊行を共に3月に行いました。発表は、言語教育エキスポ2024にてシンポジウムの形式で行い、発行物は、https://assoc-jacetenedu.w.waseda.jp/VOL11NO1.pdf にあります。 交付申請書に記載した本「研究の目的」の核心部分は、変わらず、「省察を深めるための指導法の類型を提案する。そのために、次の調査・研究を行う。第一に、「指導法」科目を担当する全国の教職課程担当者を対象に、学生の省察に影響を及ぼす直接的・間接的な要因を、質問紙調査を通して明らかにする」ことです。 また、交付申請書に記載した本「研究実施計画」は、「まず、研究1年目に、省察を深めるための指導法の類型を提案するために、1「指導法」科目を担当する全国の教職課程担当者を対象に、学生の省察に影響を及ぼす直接的・間接的な要因について質問紙調査を行う。また、「指導法」科目の担当者による授業実践を分析し、教職履修生の省察を深めるために授業においてどのようなツールや指導法を用いているかを質的に分析する」ことでありましたが、この計画通りに、全国調査を行い、どのようなツールや指導法を用いているかについて、概要を把握しています。現在に至るまでその分析は続いています。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、全国調査を実施し、その結果の概要の発表と刊行まで行うことができました。また、結果を分析したことによって、2024年度にフォローアップ調査を行う目処も立ちました。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に行われた全国調査の結果を受けて、質問紙調査だけでは把握に限界がある箇所を、フォローアップ調査として、さらなる回答に協力してくれる方に質問紙調査を行い、御本人の都合がつけばインタビュー形式の調査を実施する予定です。
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Causes of Carryover |
当該助成金が生じたのは、なるべくかかる費用を少なくしようと検討・実行した結果、全国調査や研究成果発表の印刷物作成に費用がかからなかったためです。 翌年度分として請求した助成金と合わせた使用計画については、対面やオンラインでのフォローアップの謝金に使うことの他、成果発表としての学会発表や、成果をwebだけでなく冊子として発行するために使用する予定です。
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