2023 Fiscal Year Research-status Report
ナレーション・タスクにおける形式指導のタイミングと第二言語発達パターン
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23K00759
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小林 真実 名古屋大学, 言語教育センター, 准教授 (10888986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松村 昌紀 名城大学, 理工学部, 教授 (60275112)
小川 知恵 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (40645107)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 言語タスク / スピーキング |
Outline of Annual Research Achievements |
英語の授業での発話データ収集の他に、授業外での発話データ収集も視野に入れて計画を再検討した。また研究分担者の勤務校でのデータ収集の計画を立て、倫理審査委員会の審査を完了した。 2022年度までに行ったパイロットスタディから得られたナレーションタスク実施方法に関する知見を学会発表及び論文にて報告した。 研究代表者及び研究分担者2名は、それぞれ言語タスクに関する招待講演を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は研究代表者の勤務大学で発話データ収集を計画していたが、現在勤務している大学の部局には倫理審査委員会が設置されておらず、2023年度の発話データ収集が叶わなかった。また、申請時には英語の授業で発話データ収集を行う予定であったが、現勤務校の他の部局での倫理審査委員会の承認状況から、予定通りにデータ収集を行うことは難しいと判断し、研究計画を検討・修正している。更に、現勤務校の学生は、申請時の勤務校の学生とは英語の熟達度が異なるため、研究分担者の勤務校でのデータ収集を計画している。
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Strategy for Future Research Activity |
発話データ収集方法を変更する必要があるため、研究計画を再検討する。 申請時は、実験参加者に動画を見せてナレーションをさせ、発話の録音を収集する予定であったが、これまでのパイロットスタディの結果から動画のナレーションは実験参加者にとって困難であり、十分な発話量を収集するのが困難であると判断したため、字のない絵本を使ったナレーションを検討している。具体的には "Frog, Where Are You?" シリーズ(Mercer Mayer著)、"Good Dog, Carl"(Alexandra Day著) などから選択する予定である。 「現在までの進捗状況」欄で述べた通り、研究代表者の勤務大学では発話データを収集するのが困難であるため、研究分担者の勤務大学で発話データを収集する。英語授業内でナレーションと録画を行う。また、実験参加者は約60名を予定している。
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Causes of Carryover |
科研申請後、研究代表者が大学を移動し、2023年度の発話データ収集を実施しなかったため、発話データ収集に必要な経費が発生しなかった。またその結果を国際学会発表及び論文で報告しなかったためその経費が発生しなかった。国内の学会発表はオンラインで開催されたため、経費が発生しなかった。 また、現勤務校でデータ収集を行うことは難しいと判断し、現在、研究分担者の勤務校でのデータ収集を計画している。今後の使用計画は以下の通りである。 発話データ収集:30000円(2024年度6月、7月)及び分析補助:30000円 国際学会での研究結果発表:260000x3名=780000円
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