2023 Fiscal Year Research-status Report
Evaluation of seismic disaster risk in central Kyushu based on SAR interferometric analysis and geomorphological survey
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23K00972
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
宇根 寛 お茶の水女子大学, 文理融合 AI・データサイエンスセンター, 研究協力員 (20415037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 涼 国土地理院(地理地殻活動研究センター), その他部局等, 研究官 (10865067)
宮縁 育夫 熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター, 教授 (30353874)
八木 浩司 山形大学, 地域教育文化学部, 名誉教授 (40292403)
佐藤 浩 日本大学, 文理学部, 教授 (60360468)
小村 慶太朗 一般財団法人電力中央研究所, サステナブルシステム研究本部, 主任研究員 (70868554)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | SAR干渉画像 / 地表変動 / 地表地震断層 / 令和6年能登半島地震 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,中部九州剪断帯において,SAR干渉解析及び地形計測,簡易ボーリング,トレンチ調査,浅部地中レーダ探査などの変動地形学的,古地震学的調査により,活断層の活動履歴を解明し,熊本地震に伴う地表変動及び地震活動と,過去の活動を統合的に解析することにより,本地域における現在のテクトニクスを明らかにし,本地域における熊本地震に引き続く地震発生の可能性と,地震に伴う災害リスクを明らかにするものである。 2023年度は,対象地域においてSAR干渉画像等の解析及び予備的な現地調査を行うための準備を行っていたが,2024年1月1日に令和6年能登半島地震が発生し,さまざまな地表変動が現れたことが報告されたことから,地震活動,地表変動,SAR干渉画像の関わりについてのより広範な知見を得るため,能登半島地域についてSAR干渉画像解析及び地表変動に関する調査を行い,本研究を進めるための重要な成果を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
令和6年能登半島地震の発生に伴い,地震活動,地表変動,地震災害及びSAR干渉画像解析に関する多くの新たな知見を得ることができ,本研究を進展させるための重要な情報を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年能登半島地震に関して得られた新たな知見を整理するとともに,その成果を九州中部に適用し,地震に伴う災害リスクを明らかにする。
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Causes of Carryover |
研究計画に基づき引き続き対象地域において,SAR干渉画像解析,現地調査,試料分析等を行うとともに,能登半島地域について地震災害,地表変動に関する現地調査,SAR干渉画像解析を行う。このため,旅費,現地調査用消耗品,調査補助者謝金,調査機材使用料,試料分析等の経費を使用する。
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Research Products
(1 results)