2023 Fiscal Year Research-status Report
A Study on Big International Accounting Firms and International Taxation
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23K01485
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
井澤 龍 東京都立大学, 経営学研究科, 准教授 (30761225)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 経営史 / 経済史 / 国際経営 / 国際税務 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間中、1回の研究報告を行い、6本の論文(編著本収録論文2本を含む)を発表・執筆した。
【研究報告について】研究テーマである、「国際会計事務所と国際税務サービスの発展:Price Waterhouse, Coopers & Lybrand を中心に」を経営史学会関東部会にて報告した。コロンビア大学に収蔵されたPrice Waterhouse, Coopers & Lybrand 史料を用いて、会計事務所の税務サービス部門の発展史を探究した報告を行い、有益なコメントを得た。
【研究論文について】2020年度からの研究プロジェクトに基づいて、関西大学出版部より『合意形成と制度 ―租税条約、明治維新、官僚人事―』を編著者の1人として刊行した。担当パートの二編中、「第4章 国際課税ルールの世界的合意形成が誕生したとき ―1920 年代の国際連盟とイギリス」は、前科研テーマを総覧する内容ではあるが、本科研テーマへも接続のある章となった。また、「第1章 合意形成と制度――序言・総説――」でも、前科研テーマを国際政治学的な背景からまとめることで、研究の関心範囲を拡張させた。これらは、昨年度に出稿し、2023年5月に刊行された『税務弘報』 収録の「100年前の国際課税ルールに関する世界的合意 現代の国際課税改革の課題を見出す」の関心を引き継ぐものでもあった。また、科研費テーマから派生した研究として、企業史料論に関する論文(イギリス、アメリカ合衆国のビジネスアーカイブズ研究)2本、レトリカルヒストリーに関する研究1本を投稿し、採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
史料調査の進捗が遅れている
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Strategy for Future Research Activity |
史料収集の機会が限られる中で一層効率的な研究活動を行う
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Causes of Carryover |
予定していた在外史料調査活動が行えず、来年度に持ち越しとなった
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[Book] 合意形成と制度2024
Author(s)
北川 亘太、井澤 龍、柏原 宏紀、小嶋 健太
Total Pages
248
Publisher
関西大学出版部
ISBN
978-4-87354-780-0