2023 Fiscal Year Research-status Report
Future Automobile Distribution Chanell Strategy
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23K01660
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
塩地 洋 同志社大学, 人文科学研究所, 嘱託研究員 (60215944)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 自動車流通 / 自動車流通径路の国際比較 / 自動車リサイクル |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年は国際比較をおこなう国としてまずベトナムを選び,3月にハノイとハイフォンでトヨタ自動車のディーラーを取材調査した。また7月には韓国のソウルを訪問し,現代自動車の販売店や韓国電装,韓国トヨタ自動車で取材調査をおこなった。後者の韓国では現代自動車の販売店630店の内,自動車メーカーの直営店が330店,地場の代理店が300店と,数年前と比較するとやや代理店が増えていた。これは韓国の特徴であり,他の国では殆どみられない特質である。ベトナムではでは,外国し 自動車メーカーの販売店は柔術しているが,ベトナム国産メーカーの販売店はやや設備に難がある。 米国と欧州地域の現地調査は進んでいない。基礎的な文献調査にとどまっている。 自動車流通径路研究と関連する課題として,太平洋の島嶼国における放置車両問題についても研究を進めた。2023年3月にパプアニューギニアとソロモン諸島を現地調査し,当該国における自動車リサイクルの現状と課題を整理した。この現地調査の成果は,2023年5月の産業学会全国大会(於西南学院大学)で報告(「ガダルカナルにおける放置車両」)された。さらに2023年7月にはミクロネシア連邦(ポンペイとチューク),2023年11月にはマーシャル諸島(マジュロ)で現地調査をおこない,太平洋島嶼国の放置車両問題の実態解明を進めた。これらの現地調査の成果は,研究紀要(「車両放置問題に関する太平洋島嶼国間の類型比較」『同志社商学』第75巻第6号, 2024年3月)で上梓されている。 日本国内でも,豊田通商やトヨタ自動車で取材調査をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
自動車流通径路の国際比較に関して,地域別に検討すること,アジア地域はは韓国とベトナムの現地調査ができて,データがえられつつあるが,米国と欧州に地域については現地調査ができておらず,遅れている。 他方,太平洋の島嶼国地域については,2023年3月ソロモンとパプアニューグニア,2023年7月にミクロネシア(ポンペイとチューク),2023年11月マーシャル諸島で現地調査をおこなうことができ,データ収集はすすんでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
米国と欧州地域の現地調査は断念し,アジア地域と太平洋島嶼国地域に集中し,現地調査を進めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響で海外調査が計画通りすすまなかった故。 次年度には皚々現地調査に重点をおいて研究を進めていく計画である。
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