2023 Fiscal Year Research-status Report
専門職連携教育を活用した地域志向性のある人材育成プログラムの開発
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23K01875
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
遠藤 芽依 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (50928570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 翔太 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (90778309)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 専門職連携教育 / 地域志向性 / 家庭医 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、応募者が行っている地域での継続的な活動と、卒前卒後の専門職連携教育の実践を包括的に行い、一連の過程において、保健医療福祉の専門職における地域志向性の評価手法や、地域活動における専門職連携の在り方についての検討を行う方針である。これらを通じて、地域志向性のある人材育成プログラムの開発をすることを目的としている。 令和5年度は、研究者が以前から続けているコミュニティスペースでの活動に加えて、家庭医や看護師、作業療法士、医学生、看護学生などが参加して、地域でのイベント(アドバンス・ケア・プランニングなどをテーマとした座談会など)を複数回開催することができた。イベントで得られた収益から、地域の小学生などを対象とした無料の学習支援事業を実施するなどした。専門職ならではの着眼点として、孤立、在日外国人や貧困などの健康の社会的決定要因の視点があると考えられ、これらを切り口に、「地域を多面的に理解し自覚的に根を下ろして活動をしている性質」としての地域志向性の獲得が可能か(コンピテンシーの設定が可能か)について、引き続き検討を重ねていく予定である。地域志向性の評価手法の検討については、既存尺度の文献的な調査にとどまっているため、令和6年度以降に研究を進めていく方針である。また卒前の専門職連携教育の実践報告として、医療ソーシャルワーカーとの共同講義について、国際学会での発表と論文化(国際誌に投稿中)を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
地域での継続的な活動実践については当初の想定を上回る進展が得られた一方で、地域志向性の評価手法については既存尺度の文献的な調査にとどまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、専門職で連携して地域活動の実践を重ねていきながら、コンピテンシーの設定や評価手法の確立について取り組みを進めていく方針である。
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Causes of Carryover |
評価手法についての調査費用を計上しているが、その一部に遅れが生じたため次年度使用額が発生した。令和6年度以降に研究を進めていく方針である。
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