2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of an online eating behavior questionnaire for large-scale chrono-nutritional epidemiologic research among children
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23K01960
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
村上 健太郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00466731)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 栄養疫学 / 時間栄養学 / 小児 / インターネット / 質問票 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、朝・昼・夕・間食のタイミング、頻度、規則性、摂取量を中心とした、時間栄養学研究に不可欠な情報を、標準的かつ簡便に測定することに特化した、子ども用の包括的な食行動ウェブ質問票を開発し、その妥当性を検証することである。このような測定ツールは世界的にも存在せず、将来の時間栄養学研究において中心的な役割を果たすものであり、その学術的意義は極めて大きい。また、その研究成果は、栄養教育、政策決定、ガイドライン作成など多方面へ波及すると考えられ、社会的意義も非常に大きい。 3年計画の1年目である今年度は、研究1(詳細な食事記録データを用いて子どもの食行動や食事摂取の特徴を明らかにする)を完了させ、研究2(朝・昼・夕・間食ごとの食事摂取量の推定を目的とした成人用の質問票であるMDHQをもとにして、各年齢層に対して最適化された質問票を開発する)を途中まで進めた。より具体的には、申請者が在籍する研究室が所有する詳細な食行動・食事摂取量データ(1~19歳の子どもから収集した秤量食事記録)のデータをもとにして、頻出アイテム集合マイニング法(2018-19年度文科省科研費)を用いて、各年齢層(2~5歳、6~11歳、12~17歳の3区分)ごとに、朝・昼・夕・間食で摂取される食品の種類や組み合わせ、各食事の欠食、摂取時刻、食事回数の分布を明らかにした。さらに、各食品の1回摂取量の分布を明らかにした。これらを、朝・昼・夕・間食ごとの食事摂取量の推定を目的とした成人用の質問票であるMDHQの原理(2020年度 やずや 食と健康研究所研究助成)にあてはめ、子ども用MDHQの開発(計算アルゴリズムの開発も含む)を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画どおり、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
計画どおりに研究を推進する予定である。
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Causes of Carryover |
今年度に使用を予定していた分は来年度に使用する予定である。
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