2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of transformative of awareness program for self-determination related to the lives of the visually impaired in the middle of life.
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23K02063
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
山岡 千鶴 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (00876807)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 雅則 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (60609783)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ロービジョンケア / 中途視覚障害 / 自己決定権 / 生涯学習 / ライフストーリー |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、本研究の目的である「中途視覚障がい者の生活に関連する自己決定に向けた意識変容プログラムの開発」に向け、まず視覚障がい者を取り巻く福祉制度の整理と国内外の視覚障がい者の自己決定支援に関する知見として、ロービジョンリハビリテーションへの障壁について文献検討を行った。これらの結果から、わが国における福祉制度と視覚障がい者を取り巻く職種の全体像と、ロービジョンリハビリテーションへの障壁として、利用可能なサービスの認識不足,医師による適切な紹介の欠如、紹介に関する患者の理解不足に加え、うつ病、ロービジョン補助具の必要性の否定、社会的スティグマ、医療機関までの交通手段の問題、ロービジョンケアにかかる費用の認識などの個人的・社会的要因があり、ロービジョンリハビリテーションが十分に活用されていないことが明らかとなった。 これらの知見を基にインタビューガイドを作成し、中途視覚障がい者の生活に関連する自己決定を阻害する要因の特定を行うためのインタビュー調査を実施しており、現在過去に孤立した経験のある5名の中途視覚障がい者へのインタビュー調査が終了している。これらのインタビューと同時に、フィールド調査として様々な福祉イベントにおいてロービジョン体験等の勉強会を実施し、現在視覚機能が低下してきており生活に支障がでている当事者とその家族の経験の聞き取りを継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インタビュー調査は計画通り、研究計画書の作成並びに所属機関の研究倫理委員会の承認を進めることができた。しかし、選定基準に合致する研究協力者のリクルートに時間を要したため、インタビュー調査の実施が当初の予定より遅れた。現在、予定サンプル数の半数までインタビュー調査が終了している。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は中途視覚障がい者(全体で10名程度)へのインタビュー調査を継続しながら、先天性視覚障がい者(3~5名)のライフストーリーを対照することで分析を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由として、当初計画していたインタビュー調査の進捗が遅れたこと等が挙げられる。そのため、繰越金については、インタビュー場所への旅費、会議室代、研究協力者への謝金、文字起こし業者委託費、学会参加に関する旅費等で使用する予定である。
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