2023 Fiscal Year Research-status Report
「沈黙」の教師 ― 教育力を高める職員会議とは ―
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23K02152
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
占部 昌蔵 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (20530447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大森 理聡 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (30707386)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 職員会議 / 視覚化 |
Outline of Annual Research Achievements |
学校現場の教育力向上に職員会議が多くの貢献をしている 。しかし,職員会議が,必ずしも教員間の協力体制構築にとって役に立っているわけではない。働き方改革が叫ばれて久しい中,会議の効率化についても議論されるが,職員会議中の「沈黙 (心理的 に会議に参加しない行動や思考過程)」の教師の存在が,共通理解や意思決定を阻害し,職員会議を通じた教育活動が十分効果的に行われないことがある。そこで,教師や学校の教育力向上に資するために,この見えざる「沈黙」をアイトラッカーにより視覚化し,効果的な職員会議の共有化を目指す。会議中の教師間(ベテラン教師と若手教師;発表者と聴講者等) の視線や内省の精緻化により,それぞれ何を観察・思考しているのかを文字通り共有化でき,効果的な職員会議が実践できる。また,このような試みは他ではなされておらず, 本研究は,職員会議の効率化,職員会議の形骸化からの改善となる重要な知見を得る可能性が高い。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績でも記述したが、コロナ禍等の影響からか学校現場に第3者が入りにくくなったことや、校務における役職に伴い多忙な状態にあり、本研究の遂行に十分な時間を確保することが難しい状況であったため、学校現場での研究が思うように進まなかったことが原因である。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍等の影響からか学校現場に第3者が入りにくくなってきている中,研究協力者の先生方や学校現場の状況,社会情勢を確認しつつ,研究を進めていくつもりである。
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Causes of Carryover |
初年度購入予定の物品が為替レートの影響等で高額になったため、それらの物品購入を次年度へ繰り越したため。繰り越した助成金と翌年度分を合算して物品購入を予定している。
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