2023 Fiscal Year Research-status Report
AR技術による子どもの心停止への対応のための緊急通報・救急対応訓練プログラムの開発
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23K02268
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
大松 健太郎 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 准教授 (50632501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大和田 均 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (90886045)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 心停止 / 119番通報 / 心肺蘇生 / 拡張現実 / スマートフォン / AED / COVID-19 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度はアプリケーション制作に先立ち、COVID-19が市民の蘇生行動に与えた影響について評価した。COVID-19感染拡大のため、発令された緊急事態宣言時には市民のAED(自動体外式除細動器)による除細動の実施率が著しく低下し、神経学的転帰良好な1か月生存率も低下していた。除細動の実施率、神経学的転帰良好な1か月生存率はパンデミック2年目(2021年)に低水準で経過し、長期的な影響を受けていた。これはCOVID-19に関わる行動制限により救命講習の開催が制限されたことが影響している可能性がある。したがって、4年に及んだ行動制限が市民の蘇生行動に及ぼす影響はポストコロナの時代においても影響が残されると考えられる。この結果は、国際学会での発表および論文化し国際誌に投稿し、Acceptされた。 上記の研究によって、本研究で開発を進めているスマートフォンアプリを用いた救急蘇生法の学習システムにより、新型感染症の感染拡大時にも市民に対する蘇生教育を継続することの重要性が示唆された。 この知見をもとに新たなアプリケーションの設計を進めている。また、アプリケーション制作のうちすでに構築済の部分に関して、有効性を検証するランダム化比較試験の倫理申請を行い、承認された。2024年度以降はすでに構築済みの部分のランダム化比較試験を行い有効性を検証し、その結果を踏まえたアプリケーション開発を進め、効果検証を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アプリケーション制作に必要な内容についての事前の研究が順調に進行し、国際学会での発表および論文の採択がなされた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の研究結果に基づき、アプリケーション制作を具体化させていく。並行してすでに構築済の部分については有効性を検証するためのランダム化比較試験が倫理審査委員会において承認されたため実施する。
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Causes of Carryover |
アプリケーション開発に関わる費用について、2024年度にまとめて開発を進行させることで経費を圧縮するために繰り越した。
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Research Products
(3 results)