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2023 Fiscal Year Research-status Report

Development of a New Automatic Visual Acuity Testing Device Using Eye-Tracking Analysis for Infants

Research Project

Project/Area Number 23K02275
Research InstitutionKawasaki University of Medical Welfare

Principal Investigator

米田 剛  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (80389014)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤原 篤之  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (20881618)
三木 淳司  川崎医科大学, 医学部, 教授 (90447607)
荒木 俊介  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (20981278)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywords視線解析 / 他覚的視力検査 / 視線停留率 / 乳幼児
Outline of Annual Research Achievements

研究目的は、乳幼児の視力を迅速かつ再現性のある方法で測定できる検査装置を開発することである。乳幼児期の正常な視覚発達には適切な視環境が不可欠であり、そのためには正確な視力評価が必要である。しかし、乳幼児は自発的に応答することができないため、検者は乳幼児の示す他覚的指標に基づいて視力を評価している。通常、乳幼児の視力測定にはforced choice法を使用したTeller acuity cardが採用されているが、この方法は検者が縞視標を見ている乳幼児の目の動きを判断することで視力を判定するため、検者間での判断のばらつきや結果の再現性および信頼性に課題が残っている。さらに、視標を繰り返し提示して判断するため検査時間が長引き、乳幼児の集中力が持続しないという問題もあり正確性にも欠ける。
これに対処するため、私たちは若手研究で視線解析装置に自動視力検査プログラムを実装し、短時間で測定が可能な他覚的自動視力検査装置の開発に成功したことを報告した。しかし、乳幼児に対する実施及びその有用性の検討まではできていない。
本研究では、乳幼児を対象として、従来のTeller acuity cardと私たちの開発した視線解析を用いた自動視力検査装置の視力値を比較・解析し、新しい装置の乳幼児における視力検査への有用性を検証する。
2023年度は、こども園の協力と倫理委員会の承認を得て、3歳未満の乳幼児を対象に測定を開始し、現在実験は順調に進行中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

初年度の計画に従い、視線解析装置を使用した他覚的視力検査を実装し、その有効性について学会で発表した。さらに、乳幼児を対象とした研究の倫理審査は承認され、こども園の協力のもと、現在3歳未満の被験者を対象に研究を実施中である。このプロジェクトは、おおむね当初の計画に沿って順調に進行している。

Strategy for Future Research Activity

2024年度の計画に基づき、1歳半から3歳までの乳幼児のデータ収集を8月までに完了する予定である。収集されたデータの分析および解析を行い、その結果を学会で発表し、論文も執筆する計画である。現在、研究は順調に進行しているため、1歳半未満の乳幼児のデータ収集も本年度中に完了するよう計画的に進めている。

Causes of Carryover

購入予定の視線解析装置に新機種が発売され、型落ち品となり在庫があり値段が下がったため。
また、参加した学会がハイブリットであったため旅費の発生がなかった。翌年度分に請求した助成金は論文投稿料の費用として使用する予定である。

  • Research Products

    (5 results)

All 2024 2023

All Journal Article (1 results) Presentation (4 results)

  • [Journal Article] 半側空間無視と同名半盲に対する視線計測装置を用いた眼球運動の評価指標の検討2024

    • Author(s)
      清水 美佳、岡 真由美、米田 剛、山下 力、三木 淳司、用稲 丈人、平岡 崇
    • Journal Title

      神経眼科

      Volume: 41 Pages: 24~32

    • DOI

      10.11476/shinkeiganka.41.24

  • [Presentation] 視線解析技術を用いた自動視力検査機器の開発2024

    • Author(s)
      米田 剛
    • Organizer
      KMSメディカルアーク2024
  • [Presentation] 視線計測装置を用いた自動視力検査とTeller acuity cardsの視力評価の比較2023

    • Author(s)
      助永樹嶺、米田剛、岡真由美、山下力、藤原篤之、荒木俊介、大内達央、三木淳司
    • Organizer
      第64回日本視能矯正学会
  • [Presentation] 視線計測装置Gazefinderを用いたアクティブ視野計測における信頼性の検討2023

    • Author(s)
      藤原 篤之, 三木 淳司, 岡 真由美, 山下 力, 米田 剛, 荒木 俊介, 大内 達央, 藤田 美佳, 八百枝 潔
    • Organizer
      第127回日本眼科学会総会
  • [Presentation] 視線計測装置により視覚的注意の改善過程を評価できた左半側空間無視の 1 例2023

    • Author(s)
      清水美佳, 岡 真由美, 米田 剛, 山下 力 , 三木淳司, 用稲丈人, 平岡 崇
    • Organizer
      第64回日本視能矯正学会

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Published: 2024-12-25  

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