2023 Fiscal Year Research-status Report
乳幼児期ASDに対する向社会的行動の生起・形成・促進についての実証的検討
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23K02304
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Research Institution | Okazaki Women's Junior College |
Principal Investigator |
中原 竜治 岡崎女子短期大学, 幼児教育学科, 講師 (60725167)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 自閉スペクトラム症 / 向社会的行動 / NDBIs |
Outline of Annual Research Achievements |
向社会的行動(Prosocial Behavior:PB)は、ヒトが社会生活を円滑に営む上で必要不可欠な社会的コンピテンスであり、他者との関係性を構築・維持する上で重要な概念である。発達初期のPBとして、援助行動、同情行動、分配行動などが確認されているわけだが、自閉スペクトラム症がある乳幼児期の子どもに関するPBの報告は限定的である。本研究では、自閉スペクトラム症の乳幼児期におけるPBの形態について明らかにする。また、PBが確認されていない児に対し、Naturalistic Developmental Behavioral Interventions(NDBIs)に基づいた療育的介入を行うことによって、PBの生起・形成・促進がされるのか検討する。 本年度は、研究プロトコルの策定、評価項目の準備を行なったが、途中、本研究に関連する成果について新たな研究成果が報告されるなどしたため、それらの知見を考慮しつつ研究プロトコルの見直し、評価項目の再検討を入念に行なった。同時に、研究遂行に必要となる環境整備のための備品等を購入した。今後、策定した研究プロトコルに沿って、被験者のリクルート、被験者への療育的介入を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
プロトコル作成および評価項目の検討、実施体制の準備を入念におこなったため、予備的試験のリクルートおよび開始が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究のプロトコルは完成している。今後は、作成したプロトコル、被験者の保護者に対するハンドアウト資料のブラッシュアップを進めながら、試験ケースへの介入実績を蓄積していく。
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Causes of Carryover |
本研究のプロトコル策定、研究評価項目の準備などに時間を要し、物品購入、人件費、被験者への謝金などが予定額より少なかったため、次年度使用額が生じた。その額は次年度に追加計上し、研究を進める
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