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2023 Fiscal Year Research-status Report

個別最適な学びを実現するICTカルタの開発と効果検証-数量関係に着目して-

Research Project

Project/Area Number 23K02364
Research InstitutionOsaka Kyoiku University

Principal Investigator

東尾 晃世  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10804908)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柳本 朋子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70159771)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
KeywordsICTカルタ / カードカルタ / 数量関係
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,児童一人一人に応じた学びを実現する差と倍による2量の数量関係の読解の習熟を図ることを目的としたICTカルタの開発とその有効性を検証することである.1年次は以下の三点について取り組み,一定の成果を得ることができた.
一点目は,カードカルタをもとにしたICTカルタの開発である.低学年の児童でも一人で学ぶことができるように記号や色を用いて視覚化すること,「考える」時間を確保ために,省察の機会を作ることに留意した.また,リアルタイムに得点が表示され,全問正解の場合には到達までにかかった時間が表示されるなど,学習へのモチベーションを保つという点においても配慮することができたと考える.
二点目は,カードカルタの活用方法の改善・開発である.カードカルタの実践にあたっては,まず研究代表者及び研究分担者が,実践の目的や活動の意図についての共有化を図る研修会を実施した.学校や学年の実情により,実践内容を統一することは難しいが,今までに蓄積してきたカードカルタの活用方法を共有し,児童の実態に応じて実践に取り組むことをスタートさせた.現在,活用方法を改善しながら活動を展開したり,新たな活用方法を開発したりしているところである.
三点目は,カードカルタの効果検証である.独自に作成した調査問題を用いた事前調査,事後調査を実施し,現在データの分析を行っているところである.
今後は,今年度の研究活動を継続し、その成果をまとめ学会などで発表したいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

ICTカルタの内容,仕様について,概ね確定することができている.カードカルタの活用方法の改善・開発及びカードカルタの効果検証については,資料を収集すし,分析を進めているところである.

Strategy for Future Research Activity

今後は,ICTカルタの実用化に向けたシステムの構築を進め,カードカルタと授業実践の関連づけを図りながら,カードカルタの効果検証と活用方法の改善・開発をさらに進めていきたいと考える.

Causes of Carryover

オンラインにて学会に参加したため,予定していた交通費等の予算執行がなかった.今年度は対面開催の学会に参加し,予算を執行する予定である.

  • Research Products

    (3 results)

All 2024 2023

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] 算数カード活用による2量の倍関係の理解2024

    • Author(s)
      小山真佳・阪下萌恵・東尾晃世・柳本朋子
    • Organizer
      日本数学教育学会第106回全国算数・数学教育研究(大阪)大会
  • [Presentation] 就学前の数の分解に関する「遊び」の開発2024

    • Author(s)
      藤田真依・東尾晃世
    • Organizer
      日本数学教育学会第106回全国算数・数学教育研究(大阪)大会
  • [Presentation] 数量の関係理解を図るカード遊び2023

    • Author(s)
      阪下萌恵・東尾晃世・柳本朋子
    • Organizer
      日本数学教育学会第105回全国算数・数学教育研究(青森)大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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