2023 Fiscal Year Research-status Report
Validating the long-term utility of the assessment of non-cognitive skills in the admission tests
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23K02523
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
恒川 幸司 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70556646)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 入学者選抜 / Institutional Research / 長期アウトカム |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度に研究代表者の所属大学の異動があったことに伴い、旧所属におけるデータの解析は困難となった。また、Multiple Mini Interview(MMI)に関しては、当面の実施が困難になった。しかしながら、新所属におけるデータ取得の更新作業を要したものの、調査書および面接データを中心とした入試データ、在学中データを漸次入手することができた。特に、面接データに関しては、ステーションごとの結果や、面接時のコメントなどの質的データなど、前所属よりも詳細なデータを得ることができた。これによって、各入学者選抜評価の非認知領域データの有用性を、RVECAのフレームワークを用いて検証する基盤がある程度整ったと考えられる。一方で、長期的なアウトカムの検討が行われ、その中の一つとして、研修マッチング結果に関するデータを挙げ、調査を実施したところ、その結果、実際の採用者数は定員を満たしているわけでは無いことが明らかとなり、マッチング実績の良い病院が必ずしも真に教育の優れた研修病院」とは言い切れないことが副次的に明らかとなったため、英文誌および学術大会に発表した。ほぼ同時期に、研修病院における過労死の問題が明らかとなったため、各学生だけでなくキャリアに関する長期的なアウトカムの重要性が、よりクローズアップされた。さらに、長期的なアウトカムに関しては、卒業時コンピテンシーに関するアンケートを入手して予備解析を実施したことによって、本データが長期的なアウトカムについて妥当な因子であることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の異動に伴い、入試および長期アウトカムデータの収集を再度実施している。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、各入学者選抜評価の非認知領域データの有用性を、RVECAのフレームワークを用いて検証する。次に、面接データや調査書と長期アウトカムの関連性を検証する。さらに、長期アウトカム自体の妥当性についても併せて検証する。
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Causes of Carryover |
研究代表者の異動に伴い、データの入手状況など、研究実施に変更が生じたため
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