2023 Fiscal Year Research-status Report
Research on improvement of effectiveness and sustainability in using ICT device learning
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23K02663
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Research Institution | Heisei International University |
Principal Investigator |
加藤 浩治 平成国際大学, スポーツ健康学部, 教授 (00214370)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
風間 眞理 目白大学, 看護学部, 教授 (20347371)
藤谷 哲 玉川大学, 教育学部, 教授 (90331446)
長澤 直子 京都先端科学大学, 経済経営学部, 講師 (80622638)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ICT機器利用 / タッチタイピング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,小学校から大学に至る幅広い学校種で学ぶ若者にICT機器が普及した現段階において次の3アプローチ(A:小学生から大学生を対象としたICT機器利用状況のアンケート調査,B:文字入力のタッチタイピング早期教育方法開発実践と技能習得後学習成果検証,C:学校種および生徒年齢に相応した健康留意プログラム開発)によって研究調査を進め持続的な教育効果を図る目的で進行し,当該年度は次のように結果を得ることができた。 2023年度はアプローチAのICT機器利用状況アンケート調査を計画していた中で,小学校における調査を優先して,研究倫理審査および学校での調査協力および承諾など必要な手続きをとったうえで実施に至り,その結果として,小学2年生は文字入力の際に「かな」と「ローマ字」の比率が均衡しているものの,小学校高学年になると「ローマ字」による入力比率が高くなっていること,キーボードのタッチタイピングを習ったことがあると回答した児童のうち「家で」と回答した比率が7割を超えていること,タッチタイピングの習得を希望する比率が高いことなどが結果として明らかになった。また,ICT機器を利用する授業,面白いなどの感想,家を含めたICT機器利用時間,睡眠および心身不調などについても回答を得ており,こうした情報についての知見を2024年夏に開催される関連学会において本研究課題の成果として報告する予定である。また,大学法学部におけるICT利用教育の試みとして従来からの印刷六法とスマートフォンのアプリケーション六法の両方を使って条文を検索して読解する際の時間や理解について調査を行い,得られた知見について報告している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究課題を構成する3アプローチのうち,アプローチAについて小学校におけるアンケート調査を研究倫理審査および学校での調査協力および承諾を得て実施することができたが,中学校以上の学校種については翌年度に実施する計画に変更したため,この分が遅れている。一方,翌年度に計画しているアプローチBの早期タッチタイピング教育について,小学校低学年に対して小学校側の理解と協力が得られて実施する準備を具体化することができたので進展が早まっていると考えており,計画より成果が多岐に渡るため内容的にも当初計画段階で想定していなかった事実を加えた成果が見込めるものとなっている。 以上のように,アプローチAの遅れとアプローチBの進展速度および想定以上の内容充実ぶりから,双方の進捗を勘案すると進行はやや遅れていると考えられる。,特にアプローチBについて小学生のICT機器利用を把握できていなかった申請段階で想定していなかった事柄についても調査および教育に組み込むことが可能となったため,研究課題の全体について相当な成果が得られるものと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究は,まず,アプローチBにある小学生低学年に対するタッチタイピング教育を今年度内の前半に実施して,児童のタイピング技能習得に関する課題を見出すとともに習得後の学習効果およびその持続可能性について検証する。次に,アプローチAの残りである上級学校種へのアンケート質問項目を改良したうえで調査を実施し,得られたデータの分析を進めるとともに,2025年度実施予定のアプローチCにつなげる計画としている。 アプローチAについては小学校についてのみ調査を実施して結果を得ている段階だが,このデータを改めて分析した結果を予備的に扱うことよりアンケートに小修整を施して改良することが可能となり,そのうえで調査を年度内に実施する。アプローチBの早期タッチタイピング教育については,小学校低学年に対して実施する準備の具体化により,小学校の低学年児童に今年度6月に教育を開始してゆくことで成果および課題の発見を目指す。 以上のように,研究課題の全体について当初の目的に照らして相当以上に意義のある成果が得られるよう実施してゆく方策である。
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Causes of Carryover |
今回の研究課題におけるアプローチAについて,小学校でのアンケート調査を実施できたが,上級学校種のアンケート調査が実施できていない。そのため,調査のための実費,アンケート協力謝金,回答結果分析のための機器ソフト費などを次年度に使用することとしている。
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Research Products
(1 results)