2023 Fiscal Year Research-status Report
養護教諭養成教育における「看護学」のモデルカリキュラムの構築に関する研究
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23K02706
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
三森 寧子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (70633395)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川越 明日香 熊本大学, 大学教育統括管理運営機構, 准教授 (00711962)
出口 奈緒子 静岡大学, 教育学部, 准教授 (20824204)
齋藤 千景 埼玉大学, 教育学部, 教授 (50618163)
西岡 かおり 四国大学, 生活科学部, 教授 (60441581)
小川 真由子 皇學館大学, 教育学部, 准教授 (70736389)
鎌塚 優子 静岡大学, 教育学部, 教授 (80616540)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 学校看護 / 養護教諭 / 養護教諭養成教育 / カリキュラム / 学校看護婦 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、現在の養護教諭養成教育における「看護学」の開講の現状を明らかにするために,日本全国の養護教諭養成大学約130大学を対象に質問紙調査を実施することと「看護学」のテキストの内容を分析する計画であったが、看護学10単位の意味について探るべく文献検討をしている中で、学校看護婦の歴史が大きく養護教諭の発展に寄与していることがわかった。学校看護ならびに学校看護婦の歴史に関する文献検討を行った結果、現在学校看護婦の始まりとされている岐阜県よりも先に九州地方で学校看護婦が従事しており、公衆衛生看護の役割を期待されていたことがわかった。 またテキストについては、5冊の教科書があったが、1冊は絶版になっており、4冊のみ概観した。目次立てはばらついており、学校保健や養護教諭に関連する内容であることもないことも取り上げられていた。シラバス調査後、各養成機関で使用しているテキストを抽出し再度分析することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画に入れていなかった学校看護婦の歴史についての文献検討に時間がかかってしまい、調査自体が出来なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
①現在の養護教諭養成教育における「看護学」の開講の現状を明らかにするために,日本全国の養護教諭養成大学約130大学を対象に質問紙調査を実施する②養護教諭養成教育において「看護学」を担当している教員が考える「看護学」を明らかにするために,大学教員30名程度を対象にインタビュー調査をおこなう.③現職養護教諭が実践を通して考える養護教諭に必要な「看護学」を明らかにするために,現職養護教諭30名程度を対象にインタビュー調査をおこなう.
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Causes of Carryover |
シラバスに関する質問紙調査を実施しなかったため次年度に繰り越すこととした
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