2023 Fiscal Year Research-status Report
視覚障がいを有する医療者に配慮した歩行評価支援アプリ「CAST-G」の開発
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23K02728
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
福島 正也 筑波技術大学, 保健科学部, 講師 (30735759)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 恒彦 筑波大学, 人間系, 准教授 (70438993)
近藤 宏 筑波技術大学, 保健科学部, 准教授 (10464786)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 視覚障害 / 医療 / 支援技術 / ICT / 歩行 / スマートフォン / アプリ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の初年度にあたる2023年は、開発をめざす歩行支援アプリ「CAST-G」について、1)歩行分析に関する文献調査、2)アプリに応用可能な開発言語の仕様の調査、3)実機でのデータ取得の確認を実施した。
1)歩行分析に関する文献調査においては、先行研究に基づき、アプリで取得するデータおよびその解析について概ね選定を終えた。 2)開発言語の仕様の調査においては、上記のデータの取得および解析について、応用できるライブラリやメソッドについて概ね確認することができた。一方で、取得したデータのノイズの除去を行うプログラムの実装に難航している。 3)実機でのデータ取得においては、開発中のアプリをiPhone上で稼働させ、歩行データの取得を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究課題の進捗は、残念ながら計画よりも遅れている状況である。 その主な理由は、昨年度は予定していた研究時間を確保することが困難であったため、研究の進捗に影響したことと、上述のノイズ除去のためのプログラムの実装が難航しているためである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、本研究課題を推進していくための方策として、1つは自らの業務の見直しにより研究遂行に必要な時間を捻出すること、2つ目は難航しているプログラムの実装に向け、当該分野の専門家から助言を得ることを検討する。
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Causes of Carryover |
2023年度に次年度使用額が生じた理由は、研究の進捗遅延により、当初予定していた予算の執行に至らなかったためである。 次年度以降、研究をさらに推進し、アプリの開発およびその実証研究に向けた計画的な予算執行を行っていく予定である。
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