2023 Fiscal Year Research-status Report
「お家で観察」を「皆一緒に」で充実させる!オンライン星空観察会を伴う天体学習新案
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23K02769
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
木村 かおる 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (80879908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 毅彦 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (10297632)
石井 雅幸 大妻女子大学, 家政学部, 教授 (50453494)
杉山 耕一朗 松江工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (60463733)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ポータブル化 / 星座観察 / 指導案 / 能動的観察意欲 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度の実績について 初年度は、従来の星座カメラのポータブル化を進めることをメインとした。研究分担者とのZoomによる打ち合わせ、 役割分担の確認、新i-CANで使用できるカメラの検討を行った。 アマチュア天文家などが流星観測用などに使っている星空用のビデオカメラを調査し、従来の星座カメラと同じ動作が可能か、視野角、画像解像度などのスペックなどを比較し、ポータブル化が可能かを検討した。使用できそうな何種類かのビデオカメラ用意し、杉山と佐藤でプロトタイプを作成し、遠隔操作で従来と同じ動作が可能かどうかを検証した。その結果、上下左右の駆動が一体化した、ポータブル化に最適なビデオカメラが手に入ることがわかった。 次に、新星座カメラi-CANのポータブル化にあたり運搬しやすく、設置が簡単な外箱と設計を検討した。従来の星座カメラi-CANの場合は長期に渡り場所を固定する必要があり、学校の施設設備の利用に課題があった。そのため、新星座カメラi-CANでは、子どもが自分たちで星座カメラを学校等にセッティングでき、気軽に自分の住んでいる地域の星空が、夜みんなと一緒に自宅で簡単に見られるようにするため、持ち運びが可能なものを試作した。また学校での設置方法、安全管理などについても検討を行った。 二年目に実践を行う準備として、東京都下の小学校での下見および従来の星座カメラi-CANを用いた授業実践を行い、新星座カメラi-CANの指導案、配信の方法、データコレクションの方法を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していた対面での打ち合わせが、関係者のコロナウィルス罹患により中止になったため、進捗状況などのコミュニケーションがうまく取れなかった。なお、春の学会での発表のために十分な情報が集められなかったため、研究成果の発表は二年目以降に行うことにしている。 なお、試作品については佐藤の方で複数台を作成する体制が整った。この点はほぼ順調に進んでいる。 授業実践-オンライン星空観察会-まとめの流れについては検討を始めているが、Zoomセッションのマニュアルやシナリオについては、まだ具体的な物はできていない。
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Strategy for Future Research Activity |
二年目の研究の進め方や進捗状況の報告など、こまめにZoom会議を開催し、情報の共有を図る。 7月までに新星座カメラi-CANの制作を進める(佐藤)、秋までに観察報告サイトのデザイン、観察記録のソートなどのソフトウェアの開発(杉山)、実践校の調整(石井)、指導案の作成・オンライン星空観察会のプログラム作成(木村・石井)を進める。 学会発表の準備を進める(木村)。
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Causes of Carryover |
該当年度で、対面の打ち合わせや学会出張などができなかったため、その分を翌年度に繰越し、下見調査や実践授業を増やす。 また、開発費、物品購入も必要最低限で支払いを行なったため、新星座カメラを作成する際に、必要な物品を購入する経費とする。
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