2023 Fiscal Year Research-status Report
Study of the "STEAM Modeling Challenge" program to nurture STEAM competency
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23K02824
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Research Institution | Osaka Ohtani University |
Principal Investigator |
竹歳 賢一 大阪大谷大学, 教育学部, 准教授 (20712334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江上 直樹 大阪大谷大学, 教育学部, 講師 (30727342)
狩谷 潤也 大阪大谷大学, 教育学部, 講師 (90974832)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | STEAM教育 / プログラミング / 幼児教育 / 初等中等教育 / 科学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではSTEAM教育の推進に貢献するため、我が国におけるSTEAM教育で有効な幼児・児童・中学生を対象とした「STEAM Competency(資質・能力)」および「STEAMモデリング・サイクル」を利用した「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラムを開発しその効果を検証して汎用性の高いプログラムを提案することを目的とする。本年度の計画は①「STEAM Competency(資質・能力)」の理論面を整理し「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラム開発に必要な観点を明らかにする。②5才児、小学校1~6年児童、中学校1~3年生徒における「STEAM Competency」の認識調査の実施・分析をおこなうである。成果は以下の2点である。1点目は、文献調査などから「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラム開発に必要な要素として「STEAM Competency(資質・能力)」は、STEAM問題解決過程で必要な場面でS・T・E・A・Mのそれぞれを適切に活用できる能力であり、また「STEAM Thinking」はSTEAM問題発見・解決に必要な発展性を秘めた基礎能力であることが確認できた。2点目は 幼児期(5才児)における「STEAM Competency」の特徴として、幼児期の「非認知能力」に着目した教育実践を通して、通常のあそびに見られる「非認知能力」に関する評価より、「STEAMモデリング・チャレンジ」あそびの方が「非認知能力」に関する評価が高かったことが示唆された。よって「STEAMモデリング・チャレンジ」あそびは「非認知能力」を高める教育効果が期待できる可能性があることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目の計画である文献調査等による「STEAM Competency(資質・能力)」および「STEAMモデリング・サイクル」の理論面を整理し「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラム開発に必要な観点は明らかにできた。また、5才児、小学校1~6年児童、中学校1~3年生徒における「STEAM Competency」の認識調査の実施・分析について進行中である。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目は、幼児を対象とした「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラム内容のデザイン策定をおこなう。デザインした幼児を対象とした「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラムの実証実験(教育実験)の実施・評価 をおこなう。 3年目は、小学生を対象とした「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラム内容のデザイン策定をおこなう。デザインした幼児を対象とした「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラムの実証実験(教育実験)の実施・評価 をおこなう。 4年目は、中学生を対象とした「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラム内容のデザイン策定をおこなう。デザインした幼児を対象とした「STEAMモデリング・チャレンジ」プログラムの実証実験(教育実験)の実施・評価 をおこなう。
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