2023 Fiscal Year Research-status Report
健康長寿に寄与する認知予備能の特徴の解明と介護予防への効果検証
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23K02966
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
澤田 陽一 岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (50584265)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 認知予備能 / 認知機能 / 精神機能 / 高齢者 / 健康寿命 / 保護効果 / 意味記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は健康長寿に寄与する認知予備脳の特徴の解明を企図し、地域在住の高齢者を対象に縦断研究を実施している。当該年度では、baselineに対して2時点目のデータを31名分取得した。認知予備脳は認知症の発症を遅延させる保護効果が仮定されており、実際に、認知・精神機能への効果の詳細や機序、また、介入法を明らかにできれば、健康長寿社会を目指す本邦において、有用な知見となると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
認知予備脳に関する検討を実施している本研究は、現在延長中の別途予算と合わせて、縦断研究に取り組み目的を達成しようとしているため、本研究課題は当初の計画以上に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度同様に、縦断データの取得に努め、順次、成果報告を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
縦断データの取得に係る協力者およびリクルーターへの謝金が、予期しない計画の変更が生じたこと、また認知予備脳に関する他予算からの支出もあったことから、大幅に節減できたため残額が生じた。次年度は協力者等への謝金が増大すること、また、オープンアクセスジャーナルへ投稿することを予定していることから、それらに充当する予定である。
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