2023 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of fire spalling control design method using natural fiber for ultra high strength fiber reinforced concrete
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23K03984
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小澤 満津雄 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (80313906)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 超高強度繊維補強コンクリート / Jute繊維 / リング拘束試験 / 熱応力 / 水蒸気圧 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では天然繊維混入型超高強度繊維補強コンクリートの爆裂抑制効果を確認するために,Jute繊維の混入率を実験因子として,小型円柱供試体の加熱試験とリング拘束加熱試験を実施した。Jute繊維の混入率は0~0.5%volの範囲としたた。 以下に、結果を示す。1)本研究で 用いたUHPCは圧縮強度の範囲が170~188MPaであった。Jute繊維の混入率が0.2%volで圧縮強度は最大値を示し、それ以上混入率が大きくなると強度は若干低下した。モルタルフロー値はJute繊維の混入量を増加すると低下した。 2) 小型円柱供試体による簡易爆裂試験において,850℃一定で30分間加熱試験を実施した。その結果,Jute繊維を0.5%vol混入することで爆裂継続時間の短縮と質量減少率が低下した。3)リング拘束加熱試験により,爆裂評価を実施した。その結果,Jute繊維を0.4%vol以上混入することで無混入と比較し,爆裂を抑制することが確認できた。また,蒸気圧の低減効果も確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度は小型供試体とリング拘束供試体の加熱試験を実施して、爆裂性状を評価できた。
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Strategy for Future Research Activity |
現状では、小型とリング試験供試体の加熱試験を実施しており、順調に研究が進んでいる。本年度も、リング拘束加熱試験を実施予定である。特に、鋼繊維の混入率とJute繊維の混入率を変えて実験を実施予定である。
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Causes of Carryover |
試験体作製費として使用するため、次年度使用額が生じた。本年度、試験体作製費として、使用する。
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Research Products
(2 results)