2023 Fiscal Year Research-status Report
Long-term prospective cohort study of participants in the Intervention for Colorectal Cancer Prevention Trial
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23K05102
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
中村 富予 龍谷大学, 農学部, 教授 (00413401)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩谷 亜希子 大手前大学, 健康栄養学部, 講師 (00940834)
石川 秀樹 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (30351795)
保井 智香子 立命館大学, 食マネジメント学部, 教授 (40632998)
竹山 育子 相愛大学, 人間発達学部, 教授 (90636995)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 大腸癌 / 脂肪酸 / 代謝 / コホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
先行研究のレビュー(メタアナリシスとシステマティックレビュー):医学文献データベースを用いて、多価不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸と大腸癌および大腸腫瘍発生との関連について検討した症例対照研究、コホート研究を検索し、2名1組、合計5組で精読ならびに分析を実施した。一次検索により1,102論文,1次スクリーニングにより172件、二次スクリーニングにより79件を抽出しエビデンステーブルに要約した。 先行研究のレビュー(ナラティブレビュー):2週間ごとに抄読会を開催し、探索的アプローチにより、大腸癌および大腸腫瘍発生に関連があるとされる食事因子、二次胆汁酸、便中変異原物質、腸内細菌についてレビューを行い、最新の知見について要約した。 データベース作成①:介入試験中のデータベースに関しては、既存の食事データ、バイオマーカーデータに便培養、便分子生物学的調査データ等を連結させ、共同研究者が共同で使用できるデータベースを作成した。それらを元に基礎統計量を把握した。 データベース作成②:追跡期間中に質問紙調査により取得した医療情報を、診療記録と突合し、データの整合性を確認した。 結果報告:介入試験中のデータを用いて、血清脂肪酸と大腸腫瘍再発との関連を解析し、国際学会で1回、国内学会で1回発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
先行研究のレビュー(メタアナリシスとシステマティックレビュー):多価不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸と大腸癌および大腸腫瘍発生との関連についてのエビデンステーブルは構築できた。 先行研究のレビュー(ナラティブレビュー):食事因子、二次胆汁酸、便中変異原物質、腸内細菌について主だった論文を収集し、最新の知見を得た。 データベース作成:介入試験中のデータベースは作成できた。追跡期間中のデータベースに関しては、現在作成中である。
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Strategy for Future Research Activity |
先行研究のレビュー(メタアナリシスとシステマティックレビュー):抽出したデータを基に、統計的手法を利用して効果量を推定するとともに、異質性を評価し論文にまとめる。 データベース作成:追跡期間中のデータに関して、項目の互換性の担保、単位の統一化等を行い、共同で使用できるデータベースを作成する。 データ解析:作成した介入試験中のデータベースをもとに、食事因子、二次胆汁酸、便中変異原物質、腸内細菌と大腸腫瘍再発について解析する。また、介入試験中のデータベースに追跡期間中のデータベースを連結し、追跡期間中の死亡、疾患罹患状況(発癌の有無(部位)、その他の疾患データ) との関連についても解析を進める。
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Causes of Carryover |
血清脂肪酸と大腸腫瘍再発に関して、論文を投稿し掲載料に使用する予定であったが、2023年度中に掲載に至らなかったため。これらは、論文のオープンアクセス掲載料に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)