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2023 Fiscal Year Research-status Report

ビタミンB1欠乏時における血管の反応性の変化はマグネシウム欠乏とどう関連するか

Research Project

Project/Area Number 23K05132
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

家崎 貴文  順天堂大学, 保健医療学部, 先任准教授 (10348956)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邉 マキノ  順天堂大学, 医学部, 准教授 (00255655)
野中 里紗  順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (90614248)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywordsマグネシウム欠乏 / ビタミンB1欠乏 / 血管トーヌス / 脚気 / 高血圧
Outline of Annual Research Achievements

食生活の欧米化に伴い、過栄養によるメタボリックシンドロームや生活習慣病の増加に対する対策が叫ばれている一方、所得貧困層や高齢者等、十分な食事がとれないことによる低栄養も大きな問題となっている。ビタミンB1欠乏による脚気の発症は近年でもまれではなく、脚気と肺高血圧症や血管攣縮性狭心症の合併も報告されており、血管の反応性に関しては不明な点も多い。研究代表者はこれまでの研究から、マグネシウム欠乏による病態がビタミンB1欠乏による脚気の病態に類似していることを認識しており、本研究では、慢性的マグネシウム欠乏とビタミンB1欠乏の関連の有無を明らかにし、ビタミンB1欠乏時の血管の反応性を詳細に検討し、両者の関連を解明することを目的とした。
ビタミンB1欠乏モデル動物の作製のための飼料に含まれるビタミンB1量を段階的に変え、血中ビタミンB1レベルからビタミンB1 欠乏モデルとして適当なモデル動物を作製する飼育条件の探索を行ったが、飼育飼料からビタミンB1を完全に除去した場合はラットの発育が極端に阻害され、マグネシウム欠乏ラットと比較できる状態ではなくなることが判明した。モデル動物の作成は本年度中を中心に計画していたが、作成自体が遅れているため、次年度も引き続き、血中ビタミンB1レベル、体格、徴候等より、モデル動物として適当な飼料、飼育期間等の条件を探索する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

モデル動物作成のための飼育飼料からビタミンB1を完全に除去した場合は、ラットの発育が極端に阻害され、マグネシウム欠乏ラットと比較できる状態ではなくなることが判明したため、現在も、血中ビタミンB1レベル、体格、徴候等より、モデル動物として適当な飼料、飼育期間等の条件を探索中である。
モデル動物の作成自体が遅れているため、ビタミンB1欠乏モデルにおける血圧の変化や、血管の反応性の変化の検討も遅れている状況である。

Strategy for Future Research Activity

モデル動物の作製のための飼料に含まれるビタミンB1量を段階的に細かく変え、血中ビタミンB1レベルからビタミンB1 欠乏モデルとして適当なモデル動物を作製する飼育条件の探索を引き続き行っていく。

Causes of Carryover

モデル動物の作成自体が遅れている状況であるため、その後に計画していた血圧の測定や、血管の反応性の検討も遅れており、このため次年度の使用額が生じている。研究計画の方向性としては特に大きく変更する必要はないと考えており、次年度も引く続き適当なモデル動物の作成のための諸条件の探索を行う予定である。モデル動物の作成ができ次第、その後に計画している実験を行うことを計画している。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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