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2023 Fiscal Year Research-status Report

Role of plant hormones in promoting flower bud differentiation in strawberry by low temperature treatment.

Research Project

Project/Area Number 23K05232
Research InstitutionNational Agriculture and Food Research Organization

Principal Investigator

添野 和雄  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 西日本農業研究センター, 上級研究員 (50392006)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢野 孝喜  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 西日本農業研究センター, 主任研究員 (50355343)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords花芽分化 / 植物ホルモン / イチゴ / 低温処理
Outline of Annual Research Achievements

植物ホルモンとして植物ホルモンとしてジベレリン(GA1, GA4)、オーキシン(IAA)、サイトカイニン(tZ, iP)およびアブシシン酸(ABA)の微量一斉分析系を構築し、イチゴの茎頂部(約100〜200mg)からを除く各植物ホルモンの検出を確認した。
一季成りイチゴ2品種の苗について3日間の冷蔵処理を行い(「さぬき姫」:9/9開始、9/12開始、「さちのか」:9/18開始、9/21開始、計4試験区)、冷蔵処理開始から24時間、48時間、72時間後に茎頂部をサンプリングして各植物ホルモン(GA1, GA4, tZ, iP, ABA, IAA)の内生量を分析するとともに、処理後6日後に茎頂検鏡および16日以降出蕾調査を行った。
2024年度は夏期が高温だったためか、9/18冷蔵処理開始の「さちのか」のみ冷蔵処理による花芽分化促進が認められた。冷蔵処理開始日にかかわらず植物ホルモン内生量の増加が認められたが、処理開始日により内生量が増加する植物ホルモンの組成・増加量が異なる結果となり、冷蔵処理による花芽分化促進と相関して内生量が変動する植物ホルモンの確定には至らなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

GA1に内部標準物質としてd2-GA1を用いたが、d2-GA1のMRMトランジションでGA1が検出されてしまう事態となり、GA1がd2-GA1として検出されないMRMトランジションの模索に時間がかかってしまった。結局、d2-GA1ではGA1が検出されないMRMトランジションが得られなかったため、イチゴ茎頂部からは検出されないGA4を内部標準物質として定量を進めることとした。
今年度は夏期が高温だったため、冷蔵処理により花芽分化促進が認められた試験区が1つだけだったため、冷蔵処理による花芽分化促進と相関して内生量が変動する植物ホルモンの確定には至らず、2024年度に持ち越すこととなった。

Strategy for Future Research Activity

GA1の内部標準物質については、d2-GA1を販売していたOlChemim社からd4-GA1が販売開始されている(d2-GA1は販売終了)ことから、d4-GA1を購入してGA1の内部標準物質とする。
2024年度はふたたび「さぬき姫」と「さちのか」の苗について冷蔵処理を行い、植物ホルモンの内生量変動および出蕾調査などにより、冷蔵処理による花芽分化促進と相関して内生量が変動する植物ホルモンを確定するとともに、冷蔵処理時にジベレリンやサイトカイニン等の阻害剤処理を行い、、冷蔵処理による花芽分化促進に関与する植物ホルモンの解析に着手する。

Causes of Carryover

全ての試験区の植物ホルモン内生量分析が年度内に終了しなかったため、植物ホルモン分析で用いる試薬および消耗品にかかる物品費が当初予定より少額になった。
GA1の内部標準物質として入手するd4-GA1の購入費に充当する。

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Published: 2024-12-25  

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