2023 Fiscal Year Research-status Report
乳用子牛における下痢症ならびにリーキーガット予防のための栄養戦略を探る
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23K05527
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Research Institution | Rakuno Gakuen University |
Principal Investigator |
福森 理加 酪農学園大学, 獣医学群, 准教授 (60721694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
及川 伸 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (40295895)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 子牛 / 腸管透過性 / 糖代謝 / 離乳 |
Outline of Annual Research Achievements |
子牛の離乳時期におけるリーキーガットのリスクを評価するために、クロム経口投与法によって離乳前後の腸管透過性の変化を評価した。あわせて、腸管透過性と栄養代謝との関係性を評価するために、静脈内インスリン投与試験および静脈内グルコース負荷試験を行った。出生後の初乳給与は免疫の付与のみならず、腸管発達形成に大きな影響を持つ可能性が考えられたため、成分の異なる初乳を与えた子牛において成長に伴う上記項目を評価した。結果として、初乳成分は糖代謝能に影響を及ぼさなかったが、インスリン投与による血中グルコース濃度の低下面積は4週齢で最も大きく、成長に伴い低下した。グルコース負荷によるインスリン分泌応答は6週齢で最も大きく、その後低下し、8週齢の離乳後に再度増加した。腸管透過性の評価や血中消化管ホルモン濃度について、現在解析中であり、糖代謝能との関連性を評価する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
離乳前後の子牛の消化管発達に関するデータを順調に集積することができた。分析については未測定のものがあり、解析を進めて学会や論文での発表を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
糞便細菌叢との関連を解析する。増体・疾病(下痢・肺炎)といった生産成績と糞便細菌叢、腸管透過性との関係性を解析し、成績が良好な個体における特徴を捉えることを目標とする。
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Causes of Carryover |
請求時は解析が予定より早く進んだため、早めに試薬を購入する必要があると判断し、前払い請求をしたが、その後進行が一時停滞し、試薬の保存期限の問題から購入を先送りにした。この部分については次年度の試薬購入で使用する。
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