2023 Fiscal Year Research-status Report
フクロウから分離した新規アデノウイルスの病原性と性状の解析
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23K05563
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
田原口 智士 麻布大学, 獣医学部, 教授 (30312416)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤野 寛 麻布大学, 獣医学部, 講師 (40712617)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | アデノウイルス / フクロウ / 病原性 / 増殖 |
Outline of Annual Research Achievements |
ニワトリ由来株化細胞であるLMH細胞を用いて培養条件の最適化することで高力価ウイルスを得られるか検討した。 ウイルス接種後の細胞を、40℃で培養することで、37℃培養よりも若干(10^0.5)高い力価のウイルスを得ることが出来た。 OlAdVを精製し、陰性染色したウイルスを透過型電子顕微鏡で観察することでが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ申請書通りに進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
ニワトリにおける病原性を確認する ニワトリ雛あるいは成ニワトリにOlAdVを経鼻あるいは静脈接種し、臨床兆候や排出ウイ ルス量を確認する。臨床兆候の確認できた時点や一定の週齢ごとにサンプリングを行い、各 臓器におけるウイルス力価や病理組織学的検査を行い、その病原性を明らかにすると共に、 臓器特異性を明らかにする。
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Causes of Carryover |
資材の価格変更のため、次年度使用額が生じた。次年度に感染実験を行うため、種卵の購入に使用する予定である。
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