2023 Fiscal Year Research-status Report
雄間競争と雌の配偶者選択の相互作用が織りなすシオマネキ類の性淘汰形質の適応進化
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23K05929
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Research Institution | Kitakyushu Museum of Natural History and Human History |
Principal Investigator |
竹下 文雄 北九州市立自然史・歴史博物館, 自然史課, 学芸員 (00723842)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | シオマネキ類 / 形態 / 性淘汰 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、業務の都合により、夏季におけるシオマネキ類3種の繁殖行動に関する野外調査を実施することができなかった。そのため今年度は、本分類群において性淘汰要素の影響を強く受けると考えられるハサミ形態について、標本調査を実施した。 北九州市立自然史・歴史博物館館、および大阪自然史博物館に収蔵されているシオマネキ類の標本、延べ18種145個体について、3Dスキャナーを用いてハサミ形態のスキャンを実施した。スキャンした標本は、体長、採集場所、採集年月日などの情報についても記録した。現在、得られたメッシュデータから、種間変異を捉えるための代表的なランドマークを選び出し、座標点の測定を開始している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
業務の都合により、本研究の繁殖行動についての野外調査が実施できなかった。本計画で予定している野外調査は、本分類群の繁殖期である夏季に集中して行う必要があるため、次年度以降に調査を計画するとともに、不足分については研究期間を延長するなどして補填する。
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Strategy for Future Research Activity |
従来の計画通り、シオマネキ類3種の繁殖行動について野外調査を進める。また形態比較についても本年度と同様に進め、種間比較のための十分なデータを蓄積する。
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Causes of Carryover |
本年度に野外調査が実施できなかったことにより、次年度使用額が生じた。次年度以降に野外調査を実施することで、予算を使用する。
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