2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K05953
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 麻紀 愛知医科大学, 医学部, 講師 (60351102)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 冬季うつ病 / 高緯度地域 / 季節 |
Outline of Annual Research Achievements |
光はヒトのサーカディアンリズムに影響を与える最も重要な因子である。冬季うつ病の原因としては、光の網膜への入力が減少し、セロトニン神経機能が低下すると考えられているが、その詳細についてはわかっていない。本研究においては、ヒトゲノムから季節により変動する遺伝子を網羅的に探索し、その候補となる遺伝子発現量を測定する。冬季の照度が極端に低下する高緯度地域における遺伝子発現量を検討する。ポーランドの研究協力者と議論を重ね、実験実施スケジュールの確認および予備実験を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理審査の申請が遅れたため。
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Strategy for Future Research Activity |
日本およびポーランドにおいて、夏季および冬季において、唾液を採取し、唾液サンプルからRNAを抽出する。RNA-seqにより網羅的に遺伝子スクリーニングを行い、日照時間の長さによって変動する遺伝子を検討する。
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Causes of Carryover |
倫理申請が遅れたため。夏季および冬季にて得られた唾液サンプルを用いて、RNA-seqにより網羅的に遺伝子スクリーニングを行い、光により変動する遺伝子を検討する。
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