2023 Fiscal Year Research-status Report
Exploration for determinant of PK for monoclonal antibodies targeting antigen/receptor expressed on tumor cells
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23K06216
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
今村 知世 昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (00570954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 賢郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40570932)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 抗体製剤 / 薬物動態規定因子 / 標的抗原/受容体量 / 循環腫瘍DNA (ctDNA) / ラムシルマブ |
Outline of Annual Research Achievements |
ラムシルマブ投与時の1コース目の血中トラフ濃度をUPLC-MS/MS法で測定した20例の胃がん患者を対象に検討を行った。 まずラムシルマブのPK規定因子である腫瘍量の評価指標候補として、血液中の循環腫瘍DNA (circulating tumor DNA: ctDNA)濃度をDroplet Digital PCR(ddPCR)法で測定するための準備を進めた。すなわちddPCRでは腫瘍組織変異に特異的なTaqManプローブを用いて対象変異を検出することから、腫瘍組織が保管されている14例の組織について次世代シーケンシング(NGS)解析を行なった。また腫瘍量の別の評価指標候補として、ラムシルマブ治療開始時に採取した血漿中の可溶性VEGFR-2濃度をELISA法により測定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
倫理委員会の承認が10月上旬であったため、NGS解析の時期が予定よりやや遅れてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
NGS結果をもとにアノテーションを行って個々の患者のddPCR対象変異を特定し、TaqManプローブを決定してddPCR法により血中ctDNA濃度の測定を行う。なお測定条件設定に時間を要するが着手後3ヶ月以内で測定を完了する見込みである。 Target-mediated elimination 経路におけるPK規定因子である腫瘍量の評価指標候補としての血中ctDNA濃度、血漿中の可溶性VEGFR-2濃度、CT画像に基づく腫瘍サイズ、FcRn-protected elimination経路のPK規定因子候補である腫瘍組織中FcRn発現量、PBMC中FcRn濃度、血漿中IgG濃度、アルブミン濃度、その他の一般的な因子である患者背景(体重、性別、年齢)について、ラムシルマブ血中濃度との相関性の有無等について検討を行なうとともに、1コース目の血中トラフ濃度の影響因子を探索する。
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Causes of Carryover |
NGS解析の時期が予定よりやや遅れたことから、解析費用の支払いが翌年度となった。またNGS解析の遅れに伴い、TaqManプローブの購入が翌年度となったため。
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