2023 Fiscal Year Research-status Report
グリオーマにおける動的核偏極MRIによる代謝情報可視化法の開発
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23K06713
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
安藤 知広 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (60846658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兵藤 文紀 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10380693)
松尾 政之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40377669)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | レドックス / DNP / グリオーマ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、将来的なグリオーマモデルによるレドックスイメージングを実施するため、マウス頭部のレドックスイメージング法についてDNP-MRIおよび血液脳関門透過性プローブであるMCPを用いた研究を開始した。 MCP投与後約30秒でマウス頭部におけるMCP由来の強いDNP信号を観測した。またその画像強度は時間と共に減衰し、投与後5分ではMCPによるDNP効果はほぼ消失することがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りに進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、いくつかのグリオーマモデルの構築を検証しており、グリオーマモデルにおいて腫瘍組織におけるレドックス代謝を計測する。 また病理組織学的評価により、グリーマの進展とレドックス代謝との比較検証を実施する。
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Causes of Carryover |
必要物品を購入した残額であり、僅少のため次年度に繰り越すこととした。 次年度以降の実験に必要な物品等の購入に充てる予定である。
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