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2023 Fiscal Year Research-status Report

多発性骨髄腫治療用sgRNA薬候補の作用機構の解明

Research Project

Project/Area Number 23K06752
Research InstitutionNiigata University of Pharmacy and Medical and Life Sciences

Principal Investigator

梨本 正之  新潟薬科大学, 医療技術学部, 教授 (30228069)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 昌幸  新潟薬科大学, 医療技術学部, 助教 (30743778)
関 峰秋  新潟薬科大学, 医療技術学部, 教授 (40304167)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
KeywordsTRUE gene silencing / sgRNA薬 / 多発性骨髄腫 / 核酸医薬
Outline of Annual Research Achievements

我々は、TRUE gene silencing法を多発性骨髄腫に応用し、患者を寛解・治癒に導くことができるsgRNA薬を発見することを長期目標としている。本研究では、ヒト骨髄腫細胞に効率よくapoptosisを誘導するsgRNA H15540とsgRNA H15603、およびマクロファージをM1状態に遷移させることによりヒト骨髄腫細胞の増殖を抑制するsgRNA H12960について、細胞内標的RNAを特定し作用機構を明らかにすることを目的とする。
「研究実施計画」に従い、初年度は、ヒト骨髄腫細胞に効率よくapoptosisを誘導するsgRNA薬H15540とH15603の細胞内標的RNAをtranscriptome解析により探索した。具体的には、sgRNA薬H15540とH15603をヒト骨髄腫細胞株RPMI-8226に加え24時間培養し、その後、細胞から全RNAを抽出し、次世代シークエンサーを用いたRNA配列の解析(DNAマイクロアレイ解析から変更)を外部委託により実施した。
sgRNA薬H15540を取り込んだ細胞群では対照群と比較して28種類の遺伝子の発現減少が観察された。その中には、複数のヒートショックタンパク質遺伝子、複数のミトコンドリア遺伝子、複数のリボソームタンパク質遺伝子、複数の細胞骨格タンパク質遺伝子が含まれていた。また、sgRNA薬H15603を取り込んだ細胞群では対照群と比較して9種類の遺伝子の発現減少が観察された。この内の4つはリボソームタンパク質関連遺伝子であった。
今後は、ここで得られた発現減少遺伝子の情報を基に、qRT-PCR解析および3′-RACE解析によりsgRNA薬H15540とH15603の細胞内標的RNAの同定を試みていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

基本的に「研究実施計画」通りに研究が進んでいる。

Strategy for Future Research Activity

令和6年度も「研究実施計画」に従って研究を実施していく予定である。

Causes of Carryover

次年度使用額が生じた理由は、計画よりも若干少ない費用で研究実施目標を達成できたからである。次年度使用額は、令和6年度請求の助成金と合わせてqRT-PCR解析および3′-RACE解析に使用する予定である。

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Published: 2024-12-25  

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