2023 Fiscal Year Research-status Report
老化細胞除去による高齢マウスの効果的なフレイル改善方法に関する検討
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23K06883
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
大田 秀隆 秋田大学, 高齢者医療先端研究センター, 教授 (20431869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 泰博 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (50292983)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 細胞老化 / 加齢マウス / フレイル / 認知症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、加齢マウスの身体機能や認知機能の評価を行い、自然加齢で生じるフレイルや認知機能に関する詳細な分子メカニズムを探求するとともに、老化した細胞を治療の標的とするSenolyticsを活用しながら、自然老化で生じるこれらの病態に対する基礎医学的な効果を検証し、最終的に我々が開発中の独自の治療方法の提案を目的としている。 現在、動物実験施設に加齢マウス79週齢、若年齢マウス46週齢を飼育中。これらのマウスについて、基本的身体機能や認知機能、フレイルの評価を繰り返しており、評価はほぼ終了した。加齢マウスについては、体重増加が減少してきており、フレイルの指標も増加してきているという結果が得られている。 現在、まだ結果がそろっていないので論文報告は行っていないが、国内学会等で本事業により得られた結果を一部研究発表している。 今後さらに、データがまとまり次第、国際医学論文の投稿も目指していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の実施計画としては、(1)自然加齢マウスにおけるフレイルや認知機能の評価、(2)自然加齢で生じるフレイルや認知症に係るメカニズムの探求、(3)一般的に確立されているSenolyticsに加えて、我々が提案する新たな介入方法(化合物、低周波振動刺激など)の効果の検証、という順番で進める予定になっている。研究は、現在のところ順調に進捗しており、(1)に関して今年度評価が完了していた。そのため、現在は(2)が進行中であり、あらたな分子をターゲットとした解析が進行中である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の進捗は順調に進捗しており、今年度は当初から予定していたとおり、(2)自然加齢で生じるフレイルや認知症に係るメカニズムの探求を明確に結論を出したい。さらに研究を加速するために、実験の簡便化、実験スタッフの役割の明確化など実験室単位で効率的に動けるように指示していく。
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Causes of Carryover |
動物実験が長引いてしまい、その結果細胞実験の費用が持ち越されたため。次年度に予定通りに施行していく予定。
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