2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of Sleep Problems and Hygiene Inventory
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23K06997
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
志村 哲祥 東京医科大学, 医学部, 兼任准教授 (20617617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 猛 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (70250438)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 睡眠 / 睡眠衛生 / メンタルヘルス / 睡眠障害 / スクリーニング / 問診票 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) 行政との協働やWEBパネルを用いた大規模調査により、一般人口での睡眠および睡眠衛生の実態を明らかにすると共に、その経時的変化を追うことができ、短期的な睡眠の問題の発生ならびに消退を生じる要因を調査できています。本データにはアウトカムとしての抑うつなども含まれます。 (2) 企業から一般就労者1万人以上の睡眠と生活習慣の実態のコホートデータの無償提供を受けることにより、労働者での睡眠および睡眠衛生の実態を明らかにすると共に、その経時的変化を追うことができ、短期的な睡眠の問題の発生ならびに消退を生じる要因を調査できています。本データにはアウトカムとしての職業性ストレスや生産性などが含まれます。 (3) 上記から得られた真に重要と考えられる睡眠衛生の項目や、疾患としての睡眠障害の存在を疑わせる症状の項目を同定した上で、当該問診票を作成し、現在睡眠外来を中心とする外来において診療の一環として活用し、その陽性的中率や陰性的中率などの妥当性検証を行っています。(特定の疾患の有無が確定している集団ではないため、感度/特異度は算出できません)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
第一年度は質問票に採用するべき項目を同定することを目的とするところ、縦断データによってそれらを確保・同定することができ、また、実際の臨床現場での調査も開始することができており、おおむね順調に進展しています。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は一定期間の臨床現場での調査を継続し、必要症例数を満たすことを目標とすると共に、問診票に採用すべきと考えられる睡眠・睡眠衛生の問題リストに関して明らかになったことの学術発表を行っていく予定です。
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Causes of Carryover |
問診票をオンライン化・システム化するための開発を行う予定であり、着手していますが、開発を依頼している者の作業遅延により、支出が滞っています。当該作業を次年度に完成の予定です。
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