2023 Fiscal Year Research-status Report
Neuroimaging study of Internet literacy in each purpose of the usage
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23K07013
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤原 広臨 京都大学, 医学研究科, 准教授 (10599608)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | インターネット使用 / MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、昨今行動嗜癖のひとつとして社会問題となっている、インターネット嗜癖に関連する事項としての、低~中程度以下のインターネット使用について、そのリテラシーの最適化を目的として、脳MRIを用いて神経基盤を調べるものである。また、インターネットの使用用途は個人の中でも多岐にわたるため、使用用途も考慮していくことが特徴的な研究である。2023年度は、インターネット使用の程度やその用途(GPIUS2、ISSAQによる)、さらに、インターネット嗜癖に関連することが想定されている、抑うつ、不安、自閉症傾向、注意欠如・多動症傾向、一般に、複数の嗜癖が重積することがしばしばみられるという交差嗜癖の観点からのアルコール依存やメディアマルチタスク傾向、喫煙行動などの各種心理・行動指標尺度の測定を行っていった。また、対応する被検者において、超高解像度7テスラMRIによる脳画像検査を順次行っていった。 2024年3月時点での実験実施終了済の被検者数は32名であった。中間解析については、現段階では未だ実施に至っていないが、この理由として、7テスラMRIによる脳画像データの容量が極めて膨大であることから、心理指標との関連を見ていくにあたってのノイズ除去やモーションの修正などの、いわゆる画像前処理等に膨大な時間を費やした。現時点では、20名分のMRIデータの前処理を完了したところであり、次年度には、引き続き実験推進していく一方で、上述の中間解析も行い、成果報告を企図していく見込みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度末時点で、実験実施被験者数は32名、脳画像の前処理を完了したサンプル数は20名である。7テスラMRIによる脳画像の前処理の所要時間が予想を上回ったものの、これに特化したスクリプトの見直し・共有等にて処理を推進することができている。以上より、進捗としては、おおむね順調と考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
現段階では、実験の進捗状況としては順調であるため、2023年度の実験実施要領を踏襲していく。ただし、本邦でも世界でも、7テスラMRIを保有している施設は限定的であり、これによる脳画像解析の知識等の方略については、十二分に蓄積があるものとはいいがたく、いわば、探索的にワークステーションの処理速度等を経験論的に評価していく必要がある。このため、MRI前処理に必要な十分な計算機の性能、記憶媒体の容量等を念頭におきつつ、可及的にこれを進めていく方針である。
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Causes of Carryover |
購入予定であった専用ワークステーションについて、代替する方法にて対応が可能であったこと、当初予定された国際学会参加による情報収集が、健康上の問題等により中止となったこと等による。2024年度以降は、脳画像前処理に要する時間を考慮し専用ワークステーションの購入を再検討し、中間解析結果等による国際学会発表の費用として使用していく見込みである。
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