2023 Fiscal Year Research-status Report
術後Na-23 励起MRI による骨盤神経叢障害の予測指標の開発
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23K07130
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
齋田 司 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80719485)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志鎌 あゆみ 筑波大学, 医学医療系, 講師 (40778627)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | ナトリウムイメージング / 骨盤内神経 / 婦人科腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請課題では、骨盤神経叢障害発生の予測因子となる画像的評価方法の確立を目指しており、術後1週間以内に骨盤MRI を撮像して、骨盤神経叢障害発生群と非発生群との間で最も異なるパラメータを明らかにすることを目的としている。 撮像シーケンスとして、1)Na-23 励起MRI・2)DWI-IVIM(intravoxel incoherent motion)・3)脂肪抑制T2 強調画像の3つに着目していた。 2)DWI-IVIM・3)脂肪抑制T2 強調画像については、術前臨床症例で数例撮影を行い、骨盤神経叢の描出を試みたが、抹消神経の分離は困難であった。 2023年11月にMR 7700が新規導入され、それに続き2024年2月にNaコイルを科研費でレンタル購入した。体表用のNaコイルは本邦初導入であるため、ファントムでの撮影実験を行い、シークエンスを適正化した。現在は倫理審査を通過の上、婦人科領域の臨床症例を対象としてNa imagingの撮影を実施しており、その臨床的な有用性を模索している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
DWI-IVIM・脂肪抑制T2 強調画像での骨盤内神経描出は困難と判断した。 Na-23 励起MRIについては、Naコイルの購入まで少し時間がかかったが、適正化の上、臨床症例の撮影まで順調に運んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
Na imagingを婦人科領域で撮影しているのは当施設のみであるため、なるべく多くの症例を蓄積し、Na imagingの臨床的な有用性を模索する。
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Causes of Carryover |
Naコイルを2年のレンタル購入としたため
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