2023 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of small nuclei by brain-dedicated PET
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23K07148
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Research Institution | National Institutes for Quantum Science and Technology |
Principal Investigator |
高橋 美和子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, グループリーダー (00529183)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角元 利行 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90876814)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | PET / アミロイド / 認知症 / FDG |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、開発した高精度頭部専用PETを用いて、同一症例に対してFDG-PET、アミロイドPETを実施し、大脳皮質と視床や脳幹神経核機能との関連や、これらの糖代謝の加齢に伴う変化の有無を明らかにすることを目的としている。 使用する高精度頭部専用PETは、すでに健常ボランティア(12例)のFDG-PETを実施し、その結果、従来のPETでは描出されなかった視床内部や脳幹の一部の重要な神経核について糖代謝の画像化に成功した。このことから、本研究では、ごく早期の認知症の可能性がある主観的認知機能障害を主訴とする患者を対象とすることで、機能関連や加齢による変化、病態がある場合の早期変化の有無を高精度頭部専用PETで検出されるか検討する方針とした。また、全身用PETも同時に撮像することで、高精度頭部専用PETの有用性を明らかにすることにした。 初年度となる令和5年度は実施のため特定臨床研究計画の立案・承認を経て準備を完了し、第1例目を実施した。第1例目の結果は、既に実施済みの健常ボランティアで認めた高精度な脳糖代謝の描出を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
特定臨床臨床研究計画に変更が生じたため、当初予定より4か月程度遅延しているが、令和5年度中に承認を得て1例目を問題なく実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は引き続き、臨床研究によりデータ収集を行い、目標とする20例の実施を目指す。
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Causes of Carryover |
当初予定より4か月程度、臨床試験の開始が遅れ、使用する薬剤の購入数が減り、薬剤購入にかかる費用の執行が減少した。また、血液データの解析について、予定していた外注を随時ではなく、サンプル数10以上まとめて行うことで安全な輸送ができるため、手順に従い保存し、今年度の執行を行わなかった。 当初予定の薬剤購入、および血液データ解析のための外注を令和6年度に実施することで使用する予定である。
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