2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of Imaging the Glioblastoma Immune Microenvironment Using Quantitative Susceptibility Mapping
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23K07160
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
平井 俊範 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (40274724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 與亮 北海道大学, 医学研究院, 教授 (10374232)
菰原 義弘 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (40449921)
上谷 浩之 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特任講師 (80583046)
武笠 晃丈 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (90463869)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 膠芽腫 / MRI / 定量的磁化率マップ / バイオマーカー / 微小免疫環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、膠芽腫をin vivoとex vivoにて定量的磁化率マップQSMを画像化し、最新手法であるマルチプレックス多重免疫染色法によるspatial解析を組み合わせて詳細に比較・評価することで、QSMが膠芽腫の免疫細胞応答等における微小環境評価の新たなバイオマーカーになるかどうかを明らかにすることである。 in vivoでの膠芽腫の評価において、膠芽腫患者5例の術前に頭部MRIをQSM撮像を行い、そのデータをコーネル大学に送り、定量磁化率マップと酸素摂取率(OEF)マップを作成した。通常のMRI画像(T1強調像、T2強調像、FLAIR画像、造影T1強調像)と定量磁化率マップと酸素摂取率(OEF)マップを比較検討し、造影される腫瘍部、腫瘍周囲の異常信号域における磁化率値や酸素摂取率を評価した。 ex vivoでの膠芽腫標本の評価において、患者から採取された膠芽腫検体をホルマリン固定後、アガロースゲルで満たした培養シャーレ内に固定し、マイクロコイルを用いて3T MRI 装置でQSM撮像を行い、コーネル大学との連携にて定量磁化率マップを作成した。その結果、微小な空気によりアーチファクトが多くみられ、評価が難しかった。標本から空気を取り除く工夫を行い、標本撮像を続ける予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
患者から採取された膠芽腫検体をホルマリン固定後、アガロースゲルで満たした培養シャーレ内に固定し、マイクロコイルを用いて3T MRI 装置でQSM撮像を行い、コーネル大学との連携にて定量磁化率マップを作成した。その結果、微小な空気によりアーチファクトが多くみられた。標本から空気を取り除く工夫を行い、最適な標本撮像を行うのに時間がかかる印象である。
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Strategy for Future Research Activity |
標本から空気を取り除く工夫を行い、最適な標本撮像を行っていきたい。
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Causes of Carryover |
腫瘍標本の画像取得において問題点がみつかり、その調整作業で研究に遅延がみられた。そのため、次年度使用額が生じた。翌年度分として請求した助成金と合わせた使用計画としては、前年度の研究遅延をを取り戻し、計画通りの研究を遂行予定である。
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