2023 Fiscal Year Research-status Report
癌細胞の放射線感受性を変化させるヒト血中エクソソーム中のマイクロRNAの解析
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23K07178
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
玉利 慶介 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (30718995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 和彦 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40253984)
皆巳 和賢 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (90634593)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 放射線治療 / エクソソーム / miRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
体液中に存在するエクソソームという細胞外小胞は癌のリキッドバイオプシーの一つの手法として注目されているが、リキッドバイオプシーで癌の放射線感受性を予測する研究はほとんどない。本研究は、主としてHealthyVolunteerの血液のエクソソームを用いた基礎実験を行い、癌細胞の放射線感受性に関わるエクソソームの中のマイクロRNAを網羅的解析で同定し、将来的にがん患者の放射線治療効果予測の新規バイオマーカーの開発につなげることを目的とした研究である。 令和5年度(初年度)は、血漿から精製したエクソソーム内のマイクロRNAについてRNAシーケンスを行ったが、微量サンプルでもあり、シーケンスに難渋した。ようやくRNAシーケンスのデータを得ることができた。令和6年度に統計学的に放射線感受性と相関のあるマイクロRNAを同定することを試みる予定である。また、同定したエクソソーム内のマイクロRNA-Xがどのように放射線感受性に影響を与えているかについて、癌細胞を用いた機能解析を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マイクロRNAの量が微量で、RNAシーケンスに難渋をしたため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度に統計学的に放射線感受性と相関のあるマイクロRNAを同定することを試みる予定である。また、同定したエクソソーム内のマイクロRNA-Xがどのように放射線感受性に影響を与えているかについて、癌細胞を用いた機能解析を行う。
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Causes of Carryover |
シーケンスに難渋し、予定通りの実験に進めなかったため、次年度使用額が生じた。令和6年度に使用する予定である。
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