2023 Fiscal Year Research-status Report
切除可能境界膵癌のパラダイムシフトを目指した術前重粒子線治療法の開発
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23K07220
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Research Institution | National Institutes for Quantum Science and Technology |
Principal Investigator |
篠藤 誠 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 重粒子線治療研究部, グループリーダー (50551503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉富 秀幸 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60375631)
山田 滋 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, QST病院, 病院長 (80311380)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 切除可能境界膵癌 / 重粒子線治療 / 術前治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
切除可能境界膵癌(BR膵癌)では、術前治療により癌の進行度を下げ、切除率を向上させることの重要性が議論されている。 本研究では、BR膵癌に対する術前治療開発に向け、関連施設および研究分担者とで臨床研究グループを立ち上げた。グループ内で議論し研究計画書を作成した。線量レベルを現在通常の根治的放射線治療で用いている線量から1段階低い50.4Gy/12分割から開始し、安全性を確認しつつ55.2 Gy/12分割に増加させる線量増加試験を行うこととした。化学療法については、FOLFIRINOX療法、GEM+nPTX療法どちらも有効性が期待できる有望な選択肢であり、どちらかの治療を先行して開始していることを適格条件とした。BR膵癌に対して標準的に行われている化学療法に対して、大線量を用いた術前重粒子線治療を上乗せし、手術を行うことの安全性を検討するため、第I相試験を実施することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
切除可能境界膵癌に対する術前重粒子線治療に関する研究班を作成し、複数回の班会議を施行し、研究方法やエンドポイント、評価方法等について議論を進めてきた。研究計画書を作成し、倫理審査委員会での承認後、症例登録を開始する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究倫理審査委員会での承認後、症例登録を開始し、研究を遂行する予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は研究計画の作成に時間を要し、症例登録は次年度以降となった。次年度より、多施設での症例登録を開始する予定であり、試験遂行に伴う研究費の一部を次年度に請求した。
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