2023 Fiscal Year Research-status Report
ASDにおける軸索起始部異常の意義の解明とバイオマーカー開発
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23K07290
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
藤谷 昌司 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (40376372)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 軸索起始部 / ASD |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト疾患の神経回路異常のバイオマーカーとして確立するためには、ヒトASD脳における検討が必須であり、ヒトASD脳標本を用いてAIS異常を認めるか検討するために、米国SFARI内のAutism BrainNetよりコントロール脳の、ブロードマン野(BA)32の脳標本を入手し、免疫染色法で、AISを検討する方法を確立することができた。 また、ASDモデル動物におけるAIS異常についての論文をbioRxivに発表した。Otani, Y., Koga, K., Kawabata, R., Liu, X., Miyajima, H., Takumi, T., & Fujitani, M. (2024). Aberrant axon initial segment is an indicator for task-independent neural activity in autism model mice. bioRxiv, 2024-02.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ヒト疾患の神経回路異常のバイオマーカーとして確立するためには、ヒトASD脳における検討が必須であり、ヒトコントロール脳標本を用い研究が順調に進行している。また、ヒトASD脳のサンプル入手も順調に進んでいる。また、ASDモデル動物におけるAIS異常についての論文をbioRxivに発表することができているため、それに基づき、AIS 異常のある神経回路を再活性化したときに、 AIS 異常や行動異常が改善するのか明らかにする
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Strategy for Future Research Activity |
ヒト疾患の神経回路異常のバイオマーカーとして確立するため、ヒトASD脳標本を用い研究が順調に進行している。また、ヒトASD脳のサンプル入手も順調に進んでいる。また、ASDモデル動物におけるAIS異常についての論文をbioRxivに発表することができているため。
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Causes of Carryover |
ワールドクウリアーを利用した輸送費の見積もりに応じて費用を準備していたが、最終的に71053円残額がのこった。来年度にその分を消耗品費等にて使用する計画をたてている。
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