2023 Fiscal Year Research-status Report
Search for MicroRNAs in Saliva as a Pathway to Early Detection of Atrial Fibrillation
Project/Area Number |
23K07535
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
二宮 雄一 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (40722575)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 義知 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (90547259)
川本 章代 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (50368156)
山口 宗一 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (20325814)
市来 仁志 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (10625239)
池田 義之 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (00573023)
大石 充 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (50335345)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | マイクロRNA / 唾液 / 心房細動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、簡易な唾液検査で心房細動発症の有無を早期に予測できる「唾液内心房細動特異的マイクロRNAのリスト構築」をし、新世代のリキッドバイオプシー診断を創生することを目的とする。 唾液研究の実績として「ヒト唾液中の血管老化診断キット開発のための参照遺伝子の探索」の論文がacceptされた。本研究では、唾液中のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)において、血管老化の変数に影響されない最も適切な参照遺伝子を検討した。全唾液サンプルを採取し、参照遺伝子であるアクチンβ(ACTB)、18SリボソームRNA(18S rRNA)、β2-ミクログロブリン、グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)の発現を評価した。最も発現量の多い遺伝子は18S rRNAで、最も発現量の少ない遺伝子はGAPDHであった。18S rRNAは、このような限られた実験条件下で、血管老化患者の唾液を用いて全身疾患を検出するための最も有望な参照遺伝子として同定された。さらに、医科歯科連携の研究実績として「急性冠症候群患者の内皮機能障害に対する口腔ケアの効果」の論文がaccept予定である。 また、「禁煙後の体重増加と将来の高血圧発症との関連性」の論文がacceptされた。禁煙後の体重増加は血圧の上昇につながり、将来の高血圧発症と関連する可能性があることが、後ろ向き研究から明らかになった。日本人の一般集団を分析した結果、禁煙した群では、喫煙を継続した群と比べて体重がより増加し、血圧値も上昇することが明らかになった。 その他、第2回日本唾液ケア研究会学術集会、ESC、AHAと2つの国際学会、日本循環器学会、日本循環器病予防学会、日本高血圧学会の国内学会総会での学会発表の機会を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
心房細動のないコントロール群の唾液内マイクロRNAの採取ができておらず、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
鹿児島医療センターと大阪歯科大学、鹿児島大学が協力し、まず、唾液中と血液中の網羅的なマイクロRNAの発現解析を行う。唾液と血液を採取する被検者には、鹿児島医療センターにカテーテルアブレーション目的で入院する心房細動患者と心房細動のない対象者の各3名を選択する。採取した唾液中と血液中のエクソソームから全RNAを抽出し、3D-Geneを用いて網羅的なマイクロRNAの発現解析を行う。
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Causes of Carryover |
唾液サンプルが集まらず、測定のための試薬を購入しなかったため。 3D-Geneを用いて網羅的なマイクロRNAの発現解析を実施する予定である。心房細動患者特有の発現の法則性が見いだせた場合、アブレーション前後の唾液採取と末梢採血を行い、候補マイクロRNAの測定解析を行う。
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[Presentation] QT prolongation and QT variability predict new-onset atrial fibrillation in the general Japanese population2024
Author(s)
Enokizono K, Ninomiya Y, Kawasoe S, Kubozono T, Tokushige A, Kamada H, Yoshimoto I, Ikeda Y, Miyahara H, Tokushige K, Ohishi M.
Organizer
第88回 日本循環器学会学術大会
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[Presentation] Relationship between corrected QT prolongation and new-onset atrial fibrillation in the general Japanese population.2023
Author(s)
Ninomiya Y, Kawasoe S, Kubozono T, Tokushige A, Ichiki H, Kamada H, Yoshimoto I, Ikeda Y, Miyahara H, Tokushige K, Ohishi M.
Organizer
ESC Congress 2023
Int'l Joint Research
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[Presentation] QT Prolongation and QT Variability Predict New-Onset Atrial Fibrillation in the General Japanese Population.2023
Author(s)
Ninomiya Y, Kawasoe S, Kubozono T, Tokushige A, Enokizono K, Kamada H, Yoshimoto I, Ikeda Y, Miyahara H, Tokushige K, Ohishi M.
Organizer
AHA Scientific Sessions 2023
Int'l Joint Research
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[Presentation] Association between left atrial strain and peri-operative stroke in catheter ablation for atrial fibrillation2023
Author(s)
Tajima A, Yoshimoto I, Hamamoto Y, Ichiki H, Ninomiya Y, Kamada H, Iriki Y, Horizoe Y, Ikeda Y, Miyata M, Ohishi M
Organizer
ESC Congress 2023
Int'l Joint Research
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