2023 Fiscal Year Research-status Report
生物学的製剤を用いた粘液栓に対する治療アプローチの確立
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23K07605
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
穴井 盛靖 熊本大学, 病院, 医員 (70897206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂上 拓郎 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (00444159)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 粘液栓 / 生物学的製剤 / 気管支喘息 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は将来的な解析に向けた検体(誘発喀痰、血液)の採取に注力した。重症喘息患者を対象とした前向き観察研究であり、解析に必要な十分な人数の検体の集積には時間を要する。結果、この一年間では当初の目標通りのペースで検体数の確保ができた。来年度、再来年度までは主に対象症例の検体の採取を継続的に行い、研究最終年度に収集した検体を同時に解析する予定である。 また、CD34の機能的役割を並行して検討しており、その研究の一環としてEGFR陽性肺癌においてEGFR-TKIの治療効果と微小血管面積の関連性に関する研究をオープンアクセス誌に投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画であった年間7-8症例の検体採取を1年間で行えており、概ね研究は順調に進捗していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き本年度も検体の採取を継続して行い、最終年度の解析に向けて準備を進めていく。
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Causes of Carryover |
当初は初年度に一度検体をELISAで解析を行う予定であったが、最終年度にまとめて解析する方が費用対効果に優れると判断し、本年度は物品を購入しなかったため。
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Research Products
(1 results)