2023 Fiscal Year Research-status Report
骨髄増殖性腫瘍幹細胞におけるCD44を中心とする接着因子発現・機能の調節機構解明
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23K07871
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
後藤 明彦 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00297293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森下 総司 順天堂大学, 医学部, 客員准教授 (10635866)
今井 美沙 順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤助教 (50709003) [Withdrawn]
高野 直治 東京医科大学, 医学部, 准教授 (80445410)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 骨髄増殖性腫瘍 / JAK2V617F / calreticulin |
Outline of Annual Research Achievements |
・JAK2V617F陽性真性多血症患者から確立したJAK2野生型iPS細胞、JAK2V617F片アレル陽性のiPS細胞、JAK2V617F両アレル陽性のiPS細胞の樹立と安定的継代、iPS細胞からCD34陽性細胞への分化、CD34陽性細胞から赤芽球系細胞および巨核芽球系細胞への分化誘導の系を確立・維持した。これらの細胞でのCD44や各種接着因子の発現を検討した。 ・CALR tpye1 (del52) 変異陽性本態性血小板患者から確立したCALR野生型iPS細胞、CALR type1片アレル陽性のiPS細胞のiPS細胞の樹立と安定的継代、iPS細胞からCD34陽性細胞への分化、CD34陽性細胞から赤芽球系細胞および巨核芽球系細胞への分化誘導の系を確立・維持した。これらの細胞でのCD44や各種接着因子の発現を検討した。 ・CALR tpye2 (ins5) 変異陽性本態性血小板患者から確立したCALR野生型iPS細胞、CALR type2片アレル陽性のiPS細胞のiPS細胞の樹立と安定的継代、iPS細胞からCD34陽性細胞への分化、CD34陽性細胞から赤芽球系細胞および巨核芽球系細胞への分化誘導の系を確立・維持した。これらの細胞でのCD44や各種接着因子の発現を検討した。 ・TPO依存性細胞株UT-7とUT-7にCALR tpye1およびCALR tpye2を各々を安定的に導入しTPO非依存性となった細胞株を用いてCD44や各種接着因子などの発現変化を親株や空ベクターを導入したUT-7と共に各種条件下に検討した。 ・JAK2V617Fをコンディショナルに発現させるためのJAK2V617FをTet-ON vectorに入れたベクターを完成させた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
JAK2がなかなかPCRで増えず、TPO依存性細胞株へ導入するベクターの完成が遅れていた。 iPSのうちで細胞の増殖が遅いものがあり解析に十分な細胞数を得るのに時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
JAK2V617Fをコンディショナルに発現するためのベクターが完成したので、TPO細胞株に導入(UT-7の他、MO7eも予定)し、安定した細胞株を樹立し、細胞の細胞外基質への接着性の変化や走化性の変化など細胞生物学的解析を加速化する。
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Causes of Carryover |
JAK2V617Fをコンディショナルに発現するベクターの開発が遅れたため、その後のTPO依存性細胞株細胞へのベクター導入と導入細胞の生化学的並びに生物学的実験に使用する試薬の購入が次年度になったため。
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Research Products
(1 results)