2023 Fiscal Year Research-status Report
肝脾臓器相関からみた肝発癌・進展における腫瘍免疫微小環境の解析
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23K08063
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Research Institution | Yamanashi Prefectural Hospital Organization |
Principal Investigator |
飯室 勇二 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター), ゲノム解析センター, 研究員 (30252018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
弘津 陽介 地方独立行政法人山梨県立病院機構山梨県立中央病院(がんセンター局ゲノム解析センター), ゲノム解析センター, チーフ研究員 (10793838)
河野 寛 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任准教授 (40322127)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 肝細胞癌 / 遺伝子解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
門脈圧亢進を伴う肝硬変患者において、腫大線維化した脾臓が肝線維化のみならず、肝発癌および癌進展にどのように関与しているかを解明することを目的として、研究を開始した。 まず、肝癌発症肝硬変症例における癌細胞遺伝子変異および腫瘍免疫微小環境の検討を目的に、ヒト肝癌組織および肝癌周囲組織を用いた肝癌ゲノム解析とトランスクリプトーム解析を行った。脾腫合併症例と非合併症例との比較では、肝癌ゲノム解析では現在のところ明らかな差は認められていない状況であり、トランスクリプトーム解析は進行中である。 検体数がまだ少ないため、次年度も引き続き、検討を続けていく。また、トランスクリプトーム解析の結果解釈の検討を引き続き行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
トランスクリプトーム解析およびその解釈に時間を要しているため、解析症例数がまだ少ない状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き検討症例数を増やして、解析結果を集積する予定である。
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Causes of Carryover |
当初予想したゲノム解析およびトランスクリプトーム解析の検査対象数より少ない検討数に終わったことと、トランスクリプトーム解析の結果解釈に時間がかかったことなどにより、物品費の請求が少なくなったため、次年度への繰越額が発生した。次年度は検討対象数の増加が予測されるため、繰越額と受け入れ額の合計を使用する予定である。
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Research Products
(5 results)